金曜日の晩は前日までの嫌な雨を吹き飛ばすような素晴らしいブルゴーニュが喉を流れていきました。
まずは１ＦのビストロにてＤ.Ｒ.Ｃのグランゼシェゾー'９４（こちらはお持込にて）、少しコルクに噴出した形跡がみられましたが、最高級のワインによくあるように、抜栓とともに香りが爆発的に周囲を取り囲んでおりました。
つづいて、ポンソのクロ・ド・ラ・ロシェ'９８。こちらは若々しい酸がとても印象的でした。
そして、２Ｆでは私秘蔵のボンヌマール'７３ｼﾞｮﾙｼﾞｭ ﾙｰﾐｴ なるものが色々とすったもんだの中リストより消えていきました。 実を言うとこちらはかなり噴いておりまして、液面もかなり下がっておりました。プライスもそちらを見積もってのもので、またゲストにも当然了承済みにての抜栓でした。とにかくコルクはかなりウェットになっており砕けながら抜け落ちたという感じでした。もしテイスティングさせていただいて不都合があれば別のものというつもりでしたが、香りをかぐだけでﾙｰﾐｴの「熟成」という素晴らしい世界が拡がっておりました。クランベリーのキャンディーを舐めているような甘味が濃く口の中にしっかりといつまでも残っておりました。
ちなみに、「ムートンの会」少しだけご予約いただいております。
ありがとうございます。まだ空席がございます。
是非この機会をご利用くださいますよう宜しくお願いいたします。
Sommelier R.Imamura
