コート・デュ・ローヌ地方の「銘醸ワイン・グラス販売」シリーズの２週目は“ジャン・リュック・コロンボ”が造り出す“コルナス.テール・ブリュレ '９６”・・・先週の「コート・ロティ.ギガル」と比べると、純粋に「シラー」を感じさせてくれる素直な造りで、「コルナス」は初めてという方達をも「虜」にしていた・・・造り手の「ジャン・リュック・コロンボ」は、ややもすれば頑なに固守されてきた悪しきこの地の伝統的なワイン造りの変革者で、「収穫量の制限」や「発酵のコントロール」、「樽の使用法」などを実行し、皆に説き続けてきた・・・フランス全土で精力的に施行されている「ワイン造りの改革」の波が、ここローヌにも押し寄せてきていて、今後、「土壌」と「ぶどう」と「造り手」の“マリアージュ”が、見事に結集して行くことだろう・・・。
