Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

17ボトルの 酒豪の皆様

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本日は、流石に 運動は休養に。予定では、ランニングの日でしたが 今回は強硬すると 体調を崩すような予感の暑い日中でしたので。

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で 昨夜は 神輿洗いの貸し切りの 例年通りの素晴らしい晩で

・Enrico Serafino Metodo Tradizionale Classico’01x2

・Sancerre La Moussiere’12 Alphonse Mellot 1,500ml

・Pouilly Fuisse Vieilles Vignes’05 Chateau Fuisse 1,500ml

・Chateau de Fieuzal Blanc’94Graves x2

・Chateau Carbonneiux Blanc’91

・Bourgogne Blanc’87 Paul Garoudet x2

・Corton Vergennes’90 Hospices de Beaune Paul Garaudet x2

・Pouilly Fuisse’89 Pierre Andre

・Ernest Remy Brut x2

・Geismann & Cie Reserve Cuvee

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今年も皆様のご利用に感謝いたします。祇園祭の神輿洗いの神事が、コロナ禍以前に戻りとても 賑やかに華やかに。

また、昨年同様に サポートに出向いてくれた りゅーたくんに心より感謝いたします。限られた時間の中で貴重な会話も出来ましたが、今年もお礼も渡せておりませんので また機会を造っていただき お越しください。是非とも ご馳走させてください。

ちなみに彼には、厨房での作業を中心に またワインのサーヴィスのサポートも可能な限りで。お料理は、魚介の前菜の スモークサーモン・メカジキ・甘エビエスカベッシュ。お肉の前菜 馬刺し・鴨スモーク・モッツァレラ・モルタデラ・生ハム・パテドカンパーニュ。

ニンジンのスープ、林檎とゴルゴンゾーラのピッツァ、黒トリュフのリゾット、フロマージュ。実は、鶏肉のラビオリと 仔羊のランプも予定しておりましたが もう十分の感じでしたので ここは残念ながら・・・・・。

そして、今年は やや控えめに!のフレーズとともに 昨年からワインの仕入れを模索しておりました。めいっぱいの昨年は、ご負担を大分お掛けしたのも理解は出来ていたので。

スプマンテからの スタートは、エンリコ・セラフィーノ。こちらもヴィンテージ’01のこなれた味わいに 泡の質感は 大味ながらも 渇きを潤す 京都の暑さにはよろしいかと。

マグナムを2種 今年も。

アルフォンス・メロのサンセール、ヴィンテージ’12と言うことで 昨年は若さを感じ抜栓しませんでしたが、今年は是非ともの。意外に熟れており、典型的な花梨のアロマが華やかで メカジキのスモークにも好相性かと。

昨年も抜栓した フュッセの’05。やはり シャルドネ!との味わいに流石の古木の味わいが感じられ。後の’89との比較への導入にも興味深く。

ここからボルドー・ブランに移り気で。

ド・フューザル’94、カルボニュー’91。この3年の違いは非常に大きい熟度ですが、やはり ここも比較することが とても興味深く’94は やや海苔の佃煮のニュアンスは残すものの ’91になると 明らかにこのスタイルは緩和されるもので。まま、銘柄も異なるので 厳密ではないですが こう言った経験を僕もですが サポートの彼にも。

そして、ブルゴーニュ。偶然でもないのですが、’87はサポートの彼のヴィンテージ。そして、オスピスですが 仕込んだのは 同じ造り手の ポール・ガローデ。以前のテイスティングで’87のジェネリックは、やはりなあ?の淡い味わいに コルトンのグラン・クリュをより引き立てるボトルになるだろう?と想定しておりましたが、今回のボトルは 意外にも緻密な味わいで 個人的にはグラン・クリュの’90の若さが目立つ印象に。ですが、ここも主観なので ソムリエの意見は多用でした。

’89のピエール・アンドレのフュッセ、これも 今宵の中での期待をしていたボトルで予想通りの 蜜のニュアンスに支えられていた。ただ、そろそろ やや酔いは回り始めておりまして。

紫煙もお許しを得られて、腰を下ろさせていただきながらも ここからはシャンパーニュの オールド・ノン・ヴィンテージへと。先日のお届けのゲイスマンを〆に残しておりましたが その前に アーネスト・レミィ。これも 素晴らしい熟成を経た 柔らかい泡で 食前ではない 濃密なスタイル。

もうねえ、ただねえ グラスが散乱しており この時点では サポートの彼も帰宅しており 休憩しながらも グラスを半分くらいは洗って帰宅しましたが、流石に これねえ ワンオペでの限界を50にして そろそろ感じております。まあ、毎晩このくらいの晩でしたら 彼を雇えるのになあ・・・・・。

にしても 今宵も楽しい晩で やや二日酔いながらも 素晴らしき晩で。またまた来年も是非とも よろしくお願いいたします。

Sommelier R.Imamura

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