Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’04’04’98’92’86

相変わらず忙しくと言いますか 不手際ばかりで何度もあちこちと。ただ、良かったのか悪かったのか微妙ですが 法務局が伏見エリアには自宅から直ぐ近くに もうひとつ有ったことを今更。何時も北まで渋滞を掻い潜り書類をいただきに行っておりましたが 実は同じ書類が自宅から車で5分でいただけるところが有ったなんて・・・・・。
で先週末の僅かなゲスト数ながらも素晴らしきワインは
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’04 Robert Groffier Pere & Fils
・Cabernet Sauvignon’04 Coup de Foudre Winery Napa Valley
・Meursault Charmes’86 Joseph Drouhin
・Moet et Chandon Brut Imperial Rose’92
・Pouilly Fuisse Les Brules’98 Chateau Fuisse

比較的お早めの時間帯から 本当に久々のドクターご夫婦からご予約をいただけていたので。一足先にではありますが、お心使いのバレンタインデーのチョコレートに家族用にとケーキまで差し入れていただけ 本当に心より感謝いたします。また、何かと根掘り葉掘りお伺いしてしまい こちらもすみません。
ご夫婦でお好みが異なられる場合は、何かと問題もございますが 2本のノルマが有られると結局は 2種での対応が為されて助かります。ご予約をいただけていたので 特集の恋人たちは 残しておきました。幾分、他の方からのお話もあったのも確かでしたが こちらに2種の’04を合わせてお渡ししたかったので。
ですが実は以前にこのカリフォルニアの意味深な銘柄はお試しいただけていたようで。お恥ずかしながら、記憶に留めておくことが出来ていなかったのは正直なところ。おそらくは、数年前の抜栓だとは思いますが・・・・。
個人的にはこの’04は、カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンは 何時飲んでも果実味の塊で。逆にグロフィエのアムルーズは、先日の’03とどうしても比較してしまうな。洗練されたスタイリッシュなスタイルながらも やや酸が余韻にまだまだ気にはなるもので。’03の豊満なピノ・ノワールの味わいとは まさにヴィンテージ・キャラクターかな。
そして、予定をオーバーする 白ワインを結局。こちらはぐっと飲み頃を意識させる’86のシャルムまで。ここは完全に安心感のゴージャスな琥珀色に。やはり白の’86のブルゴーニュは何時も期待を裏切らない。
後はお持ち帰りの’99のアルベール・グリヴォのペリエールを。良き形のパフォーマンスを、発揮してくれることを祈ります。
深夜のお姉さんは、今宵は何時もとは異なる男性と。ですが、奇遇なことに新たな出会いではありましたが 今宵のムッシュは 先日お越しになられた方とお名刺のデザインが一緒で。京都支店ッ次長と執行役員での中部・近畿事業本部 部長さんと やはりお姉さん方がお連れになられる方々は本当に肩書が・・・・。
シャンパーニュで〆たい! そんな展開が結局は2本で 朝方までのお付き合いになりましたが これもまた致し方ない。土曜日は、そんな展開も 偶には有って欲しくも。
モエ・シャンドンのロゼの熟成。個人的にはロゼは、熟成しすぎると色合いが やや気持ち悪くなるので この位が正に。ただ、’92は珍しいヴィンテージ・シャンパーニュなので色々でしたが 柔らかいサーモンピンクの中にサクランボの果実が詰め込まれて。泡は意外なほど希薄ではあるもののブルゴーニュ・タッチの中にデゴルジュの甘みが。
久々にフュッセを。’98も楽しい段階に 入ってきている。先日のマルク・コランのサン・トーヴァンでも感じた飴色の味わいがこのシャトー・フュッセにも。大分、今宵は酔いも進む形ながらも白の上質なものは肝臓を優しく労わる味わいかな?

            Sommelier R.Imamura