Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白馬'79

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本日は、やや 二日酔い気味での ランニングを。帰宅が8:00頃でしたので、まま 睡眠時間は短かったかと。

そして、東山高校はお疲れ様でした。残念な準優勝でしたが、このところの京都代表は決勝で勝ててないな。ですが、強くなっているのも現実かと。

で 昨夜の白馬は

・Bellavista Grand Cuvee Pas Opere’93

・Merlot’06 Nakai Russian River Valley

・Cheval des Andes’03 Mendoza

・Chateau Cheval Blanc’79 St Emilion

日曜日の営業が意味があったのも数えるほどですが、この晩は2ラウンドも様相でしてが 取りあえず1ラウンド目を。

横浜からのご夫婦は、新年のご挨拶と 伏見稲荷の鳥居のお参りに。

少し遅れてのお越しだったので、ちょうど どうする家康 が見れたのも幸いかと。今年は大河もみましょう!

’91のブショネが気になりながらも この’93は 素晴らしく 開けたては やや閉じこもりながらも 後半には完全に開いておりグラスの中からは もうシャンパーニュに劣らない 蜜のニュアンスが美しく フランチャコルタの上質さをはっきりと。この手のキュヴェを もっともっと仕込んで欲しいのが本音です。

ルシアン・リヴァー・ラヴェイのメルロー、この キュヴェ・ナカイは彼らが現在はインポートする銘柄で バック・ヴィンテージの’06は彼らも印象に無いようで他社さんの裏ラベルが張られており。レンジ的には、スタンダードな立ち位置ですが クラシックでクリーンな印象で 綺麗に熟成していたのは意外でしたが、後半の余韻の青いニュアンスも 程よいアクセントに溶け込んでおり 印象を良くしたのは 素敵な機会だった。やはり、ワインにはストーリーも有って 何方の元に嫁いでいくかは非常に重要なことでもあります。

前回の横浜の晩に出されたブラインドのシュバル・ブラン’98が忘れられず。なので、今回は やや意地悪ながらも。

ヴィンテージ’03のアルゼンチンのシュバル・ブランならぬ シュバル・ザンデス。マルベックがブレンドされています。これが明らかに表情に表れており、チリではない!とのコメントに流石の印象でした。アルゼンチンのワインも彼らのようなエレガントな造り手によると 洗練される 良き代表例とも思われる。とは言え20年くらいの熟成を経たからの現実でもありますが。

明らかに そのスタイルの変化を感じさせる オールド感。ヴィンテージ’79になると、流石に一気に加速します。ハーフボトルになりましたが、こんなお遊びが楽しい限りです。ただ、久々の顧客のお越しに このあたりでお相手が叶わない時間帯も有り申し訳ない。今宵、続きが出来れば良いですが 久々に飲み込んだ 右岸の本質的なツゥー・トップは ボルドーの良さを体現させられる ほっこりのフランとメルローで。比較にはならないのですが、高い評価を受ける’98と この’79もまた理解出来る熟れたトリュフの香りに満たされます。

Sommelier R.Imamura