Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Macon

本日のお昼間もジムに。お父さん風を吹かしながら、子供たちには玄関周りの小さな庭の大掃除を約束させて行った次第で。子供たちなりに、綺麗にはしていてくれたようですが やはりと言いますか 跡形図家が為されておらず デッキブラシ等が出しっぱなしで 兄弟が心ここにあらずでこなしていた姿が目に浮かびます。遅れてはいるものの そろそろ僕も自宅に店舗に大掃除の準備をしなくては!
で昨夜の まま静かな展開は
・Macon’02 Les Heritieres du Comte Lafon

ご予約をいただく際には、その方のお声の感じなので お初の方には色々な想像をさせられます。まま、昨夜はクリスマスですので 大体の想定は出来るものでは有りますが。
お料理の最中には、まま若いカップルさんですので 落ち着いた状況でもあり 逆に良かったのかもしれません。でも、何故 僕のカウンターがお選びいただけたのかは 謎でもありますが。
中盤からお越しの久々の教授ですが、相変わらず ねちっこい!と言う表現がぴったりの お話し方にお人柄と言いますか・・・・。久々に銘柄指定の このマコンで。特にフランスの銘柄での指定は、様々な思惑が込められますでしょうが このマコンに関しては 僕の中ではおそらくの想定が出来ております。まま、何と言っても お利口なプライスでブルゴーニュシャルドネの逸品が見つかる可能性を秘めるアペラシオンで。事実、このコント・ラフォンも そんな思惑でこのラインをリリースしているのでしょうから。そらあ、こんな日でもありますから彼らのおひざ元のムルソーなんかを お勧めしたいのは山々なのですが 思惑も含めて解りやすかったのと このレリティエ・デュ・コントラフォンの’02が辛うじて残されていたことも。
残すところ後1本ですが、やや酸化の熟成具合は進み気味のものも 有ったかと思われるこの8本の手持ちでしたが 全体的に綺麗に熟れたシャルドネの果実と円い酸のバランスは流石の洗練されたスタイルです。このご時世、ブルゴーニュ・ブランやこのマコンなども改めて見直す機会が必要かと。また、それが彼らの より上質なキュヴェの存在を思い出させる切っ掛けにも。
深夜には、男性陣のみのお越しも深い意味はないようでしたが ご職業がお二人とも非常にマイノリティな。浄瑠璃ですか・・・・歌舞伎役者さんでしたら、数人は ですが流石に その存在ぐらいはですがお話する折に興味深い限りで。お近くの歌舞伎座さんの出番が今宵も千秋楽のようでしたが、2:00過ぎまで お付き合いいただき 大丈夫でしたかね?

                Sommelier R.Imamura