Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’03’97’92’85’78’76’73

本日のお昼間は、昨夜の使用で無くなった食材をほんの少し買出しに。お天気も良く、家族の皆さんもみんな出かけている時は 愛犬には申し訳ないけど いろいそとトライアンフのシートを外すのです。明日からの雨模様を想定しても今日はバイクに乗りたいものなので。しばしの気分転換にもなるのですが、花粉症を持つ僕には この季節が最も風に気持ちよくあたれる季節かな。
で昨夜の完全に酔っ払いから立ち直るまで 長く色々な出来事の晩は
・Moet et Chandon Grand Vintage’03
・Puligny Montrachet Cls de la Garenne’92 Louis Jado
・Givry’78 Louis Latour
・Chateau Mouton Baron Philippe’73 Pauillac
・Nuits St Georges’76 Henri Gills Tastevignage
・Chateau Lagrange’97 St Julien
・Hermitage Le Chevalier Sterimberg’85 Paul Jaboulet Aine

前半は貸切状態で久々のご家族にて。何時もながら有り難い限りです。月に1度はお願いしたいものですが、甘え過ぎかな・・・・・。
先ずはシャンパーニュで、お待ちする構えですが ’03とは言えそろそろモエのグラン・ヴィンテージは飲み頃が見え隠れします。
今宵の最上の味わいはこの’92の偉大なガレンヌだったかな?白好きの僕ですが、幾分甘い採点かもしれませんが熟れた飲み頃の’92はどれも厚みのあるシャルドネで。特にジャドは外れがない、凝縮感です。
赤はブルゴーニュボルドーのオールドを。出来の良い葡萄に助けられたマイナーアペラシオンではありますが、淡い果実の甘みが綺麗です。
難しいヴィンテージではありますが、’73のボルドーは この流れだとその存在感を発揮します。現在はダルマイヤックなるこのバロン・フィリップ、5級でも昇格を果たした年だけに その気概が感じさせられます。
中休みが取れるかな?とは行かなかった久々の鰻屋さんに、お見苦しいカウンターの荒れ放題な状況でしたが。
先日の印象よりも やはり落ち着きを取り戻していた タストヴィナージュの’76のニュイですが、残念ながら普段のようにご一緒する時間が全く。まあ、完全に酔いどれの状況を隠せず 慌ただしくお席を立たせてしまい申し訳ないです。差し入れの鰻重は流石の美味しさに 残念ながら朝5:00にいただく形にはなりましたが・・・・・。
ふらふらながらも、こちらのドクターの皆様からは お料理のオーダーが。兎に角、洗い場が崩壊しておりましたが 何とか何とかの。ボランジェの後に今月の特集からラグランジュの’97を。何時飲んでも、柔らかく穏やかに主張する’97は今もまだ健在です。
深夜のお姉さんがお越しの時点で覚悟をしたのですが、色々と事件も。こちらにちょっかいを出された酔っぱらいの呼ばれざる方は どうもテナントビルの6Fでも何か事件を起こされたようで?やはり、こう言った際には失礼ながらお断りも必要かと・・・・・。
5:00前まで ゆっくりだった ステランベルグ’85はブルゴーニュ程の濃密な味わいではないものの、やや ひねた味わいのスタイルが持ち味でもあります。ナッツの芳香が食欲もそそるだけに 今宵はコンロが大活躍だった。

                     Sommelier R.Imamura