Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

3、000ml 5、000ml

本日のお昼間は、雨で気圧も低いせいかお昼すぎまで・・・・。今朝は帰宅も8:00だったから仕方ないのですが。
で昨夜の素晴らしき忘年会は
・Dufor Collection Privee’94
・Sarget du Chateau Gruaud Larose’95 St Julien
・J.Lassalle Brut 1er’96 3,000ml
・Chateau Gruaud Larose’79 St Julien 5,000ml

前半からご同伴のムッシュは、シャンパーニュで。4名様でのご利用のシャンパーニュは、賛否が別れましたが ややひねた味わいは熟成感だけではないものですが ピノ・ノワール100%の非常に骨太な味わいにも。この手の味わいが出ているものがこちらのエージェントさんのものには多いような。
中盤は鳴かず飛ばずで年末の勢いは相変わらず感じられず・・・・。
後半には、今年も忘年会の3次回をお受けしておりましたのでお断りする状況も致し方なくでしたが こんな時に意外な兼ね合いの有られる方がお越しになられて しばしの時間を。
この後の展開も見越したサンジュリアンのセカンド・クラスのサルジェ’95、ほどよく熟れた熟成感にバランスがとても。この位のスムースな味わいが僕的にも好みのお利口な、ちび王のワイン。
今年も本当に有難うございます。社長からもう何年になりますかね?とのご質問も頂けるようになったのは意味があることかと。比較的、僕のカウンターは貸切でのご利用は正直お安くはあがらない設定だけに顧客の中では若い年齢の社長さんの彼の凄さも変わられず。
今年も昨年同様大容量のボトルを、春頃から仕込んでおりました。特にマグナムより大きなボトルは本当に市場では見つけにくくなりつつでしかも’79の王のワインは今後は中々・・・・。
3、000mlのラサールのプルミエ’96も、やや大きすぎるかな?そんな印象でしたが比較的早めの段階で飲み尽くされたのも若いスタッフの皆さんの勢いかと。このくらいのボトル・サイズになりますと流石に熟成の進み方はゆっくりだったな。ただ、プルミエの味わいは滑らかさもまた上質で。何よりも正直シャンパーニュの背の高いグラスに注がせていただく技術がこれくらいデカイボトルだと大変だった・・・・。
6、000mlのグリュオ・ラローズ’79、こちらも抜栓に手間取った・・・・。昨年のラランド’77はスルリと開栓できたのですが、今回の’70はもうコルクがぼろぼろで・・・・。通常よりも大きなコルクで何度も何度も掬い出すような流れに汗だくになってしまい。漏斗で濾しながらでキャンタージュをして、お楽しみいただきました。味わいは、とても綺麗に熟成をしており想像よりもかなり淡く仕上がっておりながらも余韻の長さには驚かされる極上のボルドーのひとつかと。
大きければ良い訳ではないですが、このクラスの長い熟成は非常に興味深い特別な機会だったかと。
〆のラーメンの出前も今年も。お願いするお店はかわってしまいましたが、久々に深夜のラーメンを僕もいただき。17杯の出前も中々大変でしたでしょう。

       Sommelier R.Imamura