Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

続かないもので

本日のお昼間もワインが1箱。自宅地下セラーに一度に数ケースを移動するのが大変だと、ワイン業者さんにお願いして日付をずらしてお願いしているので毎日1箱づつのお届けでもありますがセラーの整理も兼ねておりますので現実的でも。
今回はボランジェのマグナムのグランダネ’89に二度目の入荷のランソンの’90が。ランソンは以前も’85’90がありましたがポジティブだったのは意外にこのヴィンテージだったので使い勝手は良いのでは。
また、テタンジェ・コレクション’83も現在の手持ちの’81’86’88に連なるリストへの追加になります。それでも手持ちは全て1本づつですが。
ブルゴーニュの赤は、今回は沢山放出されていた最愛のひとつのデュジャックを1種だけの’94クロ・サン・ドニ。そしてルーミエのブッシエール’89も。この辺りはクリストフルが中心なのかな?
で昨夜の連日の極上には至らない晩は
・Savigny Les Beaune’96 Hubert Moret
解り易いもので顕著に今宵は連日の素晴らしいワインへとは至らない展開ではありましたが、やはり連日とは続かないもので。
早めの時間帯から久々のマダムのお越しに飲み友達状態ではありましたが、まだ前日のワインが抜けきらない時間帯は大分酔いも回るような・・・・。コスのセカンドは’95ですのでしなやかな味わいの為それほど急激な変化は自身にもなかったものの、素直に美味しいと思いながらも’02のロンデパキのシャブリ・レクロは気が付けば血液の流れを速めていたような。それでもシャブリのグラン・クリュがグラスで楽しめるのも12本限りです。
後半は男性陣のみの時間帯に。これもバレンタインデーの終わった晩が感じさせられますが、遅ればせながらの方々はおられないのかな?個人的にはこの手のオーダーの表現は好きではないのですが、まま男性陣のみのご利用だと意味合いは理解出来ますので。
ブルゴーニュの’96がマイナーエリアとは言えこのお勉強価格はグラスとも併用出来て有り難いものです。こなれた感じの酸と軽やかなタンニンが繊細さを助長します。ですが、意外に後半は果実の後押しがやや希薄になっていたかな?そういった意味でもグラスでの使用は正解かも?ただ、抜栓後は細かな確認が大切になるかもしれないかな。

                     Sommelier R.Imamura