Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Valentin

ジャイエのクロ・パラントゥー’85が¥170万か・・・・。しかもケース買いだから・・・・。遂に中国圏のオークションでもDRCやジャイエなどのブルゴーニュの垂涎の的の造り手達のワインがボルドーのそれを凌駕しだしたようで。まま、これもまた時代は繰り返す正にそんな感じで。
本日も週3ノルマのジムに行きましたが、我が家はこの数日の雨模様で2階の部屋中洗濯物だらけで。遂にエアコンも稼働させて乾燥を試みておりましたが、我が家は特に洗濯は大変だなあ。頭が下がる思いです。
本日も1ケースだけワインが。ケース買いしたボルゲリのマッキオーレのパレオ’00。正に嘗てのプライスと言いますかグラスでも提供可能な原価にて。この辺りがやはりボルドーブルゴーニュとの伝統と歴史の違いかな・・・・・。下がらない価格と市場のだぶつきは顕著に見える時も。
で昨夜のバレンタインデーは
・Chateau Rol Valentin’95 St Emilion
・Latricieres Chambertin’94 Des Forges
夕方には落ち着いては来ておりましたが、バレンタインデーのこの晩もスロースターターで。
今年もまた有難うございます、手作りのチョコケーキをいただくことになりましたがここ数年ムッシュと何時もの芸妓さんと3人でカウンター越しに食する機会が。ただただ、分量はちゃんと計ってお造りください・・・・。
深夜の皆さんは、ムッシュのお越しを待ちわびておりましたが選ばれた銘柄は非常に粋で今宵を彩る1本で。
バレンタインデーと言えば、ままセギュールに始まりアムルーズなどがご予算が許すなれば。そんな印象ではありますが、ここ数年は流石に落ち着いてきてしまったような。ですから特集で敢えてリストにおのせすることも無くなりました。以前はセギュールのバーティカルで10以上のヴィンテージを並べたものですが。
その中でサンテミリオンからもうひとつのヴァランタンが偶然にも。しかも確かこの’95がファースト・ヴィンテージだったかと。もともとはプロ・サッカー選手だった彼の仕込む濃密なメルローは若い頃から凝縮された上に絹のようなしなやかさも。一段と美しい熟成を経たロル・ヴァランタンの天使は今宵の皆さんには如何に。
ブルゴーニュにも目を向けられましたが、そうですねやはり現実的なのはこのくらいのヴィンテージなのかな?’70年代も幾つか同予算でお勧めしましたが、グラン・クリュも意味合いとして。
華やかなピノ・ノワールはまたボルドーとは異質の官能美かと。

                    Sommelier R.Imamura