Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

情けなく・・・・

昨日は、お恥ずかしいかぎりですが風邪で店舗を臨時休業させていただきました。正直、風邪ぐらいで完全にお休みをいただくことなどは今まで無かったと思いますが まだまだ若造ながらも何時までも体力だけで飲み続けることにも限界があることを少しづつは認識し始めております。
で昨夜も何度かは転送電話で、お電話をいただいた顧客の皆様には非常に申し訳なく。本日からまた通常通りの営業とさせていただきます、これに懲りずにご愛顧のほどを。それにしてもインフルエンザでなくてよかった!子供たちの幼稚園や小学校では猛威を奮っているようなので。
で臨時休業日の前夜は
・Perrier Jouet Belle Epoque’96
・Chateau de Pommard’76 Jean Louis Laplanche
・Chateau Marquis de Terme’64 Margaux
相変わらず中々動きに激しさはないものの、何時もながらの顧客の方に素晴らしいワインが。ここ最近は、シャンパーニュハーフで流し込んでから、ブルゴーニュボルドーとお飲みいただけているような。気が付けばの時間ではありますが、お食事を他所ですまされてのお越しですのでそれから2本半を飲まれるのは本当にお強いお二方で。まま、僕の飲み代も含まれていますが・・・・・。
お食事後のリセットのシャンパーニュは、ややコクを感じられるプレステージでもよろしいかも?明らかにその味わいは膨らみを感じさせる上質な泡で。
この辺りのヴィンテージのブルゴーニュが本当に今は美味しく感じられる。35年くらいの熟成ながらも、ピノ・ノワールも長命な酒質を持つことの証かと。ずんぐりとしたそのボトルは、ブルゴーニュの他のボトルよりもやや幅広な印象ですが流石にこの時代は濃密なポマールらしい噛みしめる果実味かな。
〆はマルゴー村の’64を。お恥ずかしいことに最近はボルドーの格付けを、忘れてしまうことも。こちらは4級に置かれ嘗ては非常にこのアペラシオンでも高い評価を得ていたことも。近年の評価はやはり評論家サイドのコメントに左右されることも多いのでしょうか?中々シビアなご意見も聞かれますがこの’64はピークはやや下り気味に感じられるものの甘いポートのニュアンスも。
前回は’65のベイシュヴェルをお出ししたのですが、これと比較するとまた格付けは同じながらヴィンテージの評価も考えてもワインは非常に興味深い飲み物で有ることが尽きません。

                     Sommelier R.Imamura