Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

太陽がいっぱい!

未だに何となく胃腸のむかつきが取れなく頭痛も。熱は下がった感もございますので、本日からはもう少し頑張ろう!そんな本日のお昼間は、ゆっくりとさせていただきました。今週はジムにも月曜しか通えていません・・・・。また、嫌な予感ですがこう強烈に寒波が襲うと毛布にくるまっていたい気持ちも解ります。
また、昨夜はやや早めに帰宅したのですが帰宅時に自宅付近で妙な男性陣の集団が。よく見ると警察の方々だったのですが、どうやらご近所で亡くなられた方がおられたようで。で、深夜に家にも聞き込みの方が来られたようで。何か最近色々あるな自宅近辺では・・・・・。
で昨夜の2月のスタートは
・Slaia’78 Marchesi L.e P.Antinori
今月もこの方からのスタートに気持ちを新たにさせていただきました。病み上がりにもならないような体調でもありましたが結果的にはゆっくりと今宵秘薬の様なワインを飲み込ませていただき鋭気を養うように。
イタリアの中でも個人的には北のピエモンテではガヤのバルバレスコで南と言いますかもう一つの産地としてトスカーナの幾つかの特別な造り手達の存在は無視できないものかと。
そのフィレンツェの特別なギルドのマルケージ・ロドリゴ・ピエロ・アンティノリ。キャンティの生産者としてはもちろんその後の世界レベルのワインを生産する意味でも非常に重要な役割を担った造り手かと。’71のティニャネロに続いてこの’78からのソライアはそのネーミングと使用葡萄品種の構成などからもボルドースタイルのスーパー・タスカンの中でも群を抜く存在だったような。
また、この’78はフィレンツェに本店を置くリストランテのソムリエが他の五大シャトーの’78と全て比較しながらテイスティングした機会が有られたようでその中でも抜群の味わいを誇ったと言う噂も。
個人的にも二度目の経験になりますが、やはり前回同様に素晴らしくピュアな果実の味わいが印象的で正に太陽がいっぱいなのです。ボルドーに感じられる良くも悪くものあのトリュフのニュアンスはボルゲリにはやはり微塵も。ある意味では複雑味に欠けるのかもしれませんが、それ以上に甘く洗練されたしなやかなスタイルはやはり伝統的な産地のそれを感じさせられます。
それにしても来月は遂にネゴシアンボトルながらも世紀のワインをご予約有難うございます。今までも信じられないほどの銘柄をご一緒させていただきましたが今度は白馬の’47を。ボトルを立てておきます。

                  Sommelier R.Imamura