Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Yquem’81

休日は、我が家の地下を含めて基礎の部分の白アリから守るための薬剤処理を業者さんにお願いしておりましたので1日潰れる感じで。
お昼間に詰め込めるだけ詰め込んでいるセラー・スペース以外のガラクタを少し整理しながらもワイン関連の懐かしいものが色々と。特に以前使用していたカウンター・バックに月替わりながらも掲げていた額入りのポスターにしばし感傷しながら。
業者さんの作業中は、さしてすることもなかったので近くの電気屋さんに久々にトライアンフで。実はダイニングの照明をLEDに変えたのですが、半年で切れたのです!やや、クレームを付けさせていただくと流石に交換をしていただけました。流石、K’s電気さん顧客対応度は素晴らしい満足度です!
で先週末の晩の甘美な液体は
・Chateau d’Yquem’81 Sauternes Lur Saluce
うーん、やはり今年も最終日の京都会議は昨年同じ展開で。昨年も連日のお越しの、ムッシュとこれはこれで素晴らしかったのですがゆっくりと飲めた感じですが今年も。
来年以降は、かなり心配です。折角、京都で会議をしていただいているのに彼らのご利用がかなり限られた方々だけになっているのも・・・・・。
まま、仕方ないことかもしれませんが新たなご縁も今年も無かった訳ではないので前向きに。
連日のムッシュは今宵は、意外にも貴腐の最上級を。個人的にも甘口ワインも愛すべき存在で、勿論と言うように紫煙がお供になるのですがイケムとなればそれはまた恍惚の表情です。
結局、2人でフル・ボトルを飲み切る形になりましたが流石にパワフルなこの特別な貴腐は’81ながらもまだまだ若さすら。もちろん飲み込める段階ではありますが、100年を超えて生き続ける長命な老いを知らない銘醸ワインかと。
まるでバニラと蜂蜜を加えた砂糖漬けの杏子の香りが立ち昇る。

                  Sommelier R.Imamura