Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Collection’78

祝日はご予約を頂いていたのですが、前日にキャンセルをいただき骨休みにいたしました。
京都駅界隈で所要を済ませる様な時間でしたが、夕方から来週に迫った八坂の等の袂に居を構える修泊さんでのゴージャスなワイン会の確認を兼ねて。想定はしておりましたが、強烈に込み合う東山界隈。流石にミニでは、どうしようも無いでしょうからベスパで引っ付き虫の長男を後ろに乗っけて。渋滞に痺れを切らして脇道に入ったのが失敗でした、道を誤り悪い方向に進んで行くもので・・・。
まま、時間的には何とか問題ありませんでしたが汗だくの数分で。
DRCのフィーヌ’79が伴われるのですが、まだまだ硬い蒸留酒ですのでデキャンタージュをさせていただき。流石に素晴らしい芳香が辺り一面に。長男も子供ながらも”いい匂い”と思わず。
また、ご準備中に失礼でしたが店主の吉田さんの普段からは見受けられない厳しい叱り声に最近はこんなシュチュエーションもない生ぬるい僕の生活に反省も。長男はこの話をしても”そんな事あった?のまた一段と坊ちゃん気質で・・・・・。
で祝前日の水曜日は
・Brunello di Montalchino Pian delle Vigne’00 Antinori
・Taittinger Collection’78
・Moet et Chandon Brut Imperial’71
・Gevrey Chambertin’85 Henri Raoul
・Barbaresco’83 Gaja 1500ml
この晩は流石に祝前日でゆっくりとスタートしましたが、後半まで息つく暇も無く。まま、1日に閑散としていた分バランスを取るお仕事も必要でしょう。
ご同伴のムッシュは、何時もながらお客様を呼ぶ神様で。アンティノリのブルネロは、’00で硬さもやや解れ始め。元気な時間帯の僕でしたので、この位でもOKかな。
このムッシュのお越しで毎月が始まる気がいたします。今月はリストからの選択でしたが、懸案のテタンジェ・コレクションのファースト・ヴィンテージを。やや冷やし気味だったことも結果的には良い形に後半を。宇宙的なデザインのこの’78も流石の滑らかさで優雅な気分に。また出会えるかな何時か。
紫煙も上がり、もう少し飲み足りない!そんな僕のごり押しに申し訳なかったかもしれません。ハーフながらも、モエの’71はよりより進んだ味わいなのも当たり前か。完全にアモンティリャードのようでしたが、やはり安定感は素晴らしく。
これは全然大丈夫なのですか?そんな台詞が抜栓前にはゲストからでしたが、個人的にはむしろやっと飲み頃かな?そんなやりとりも、ご理解いただけていれば幸いです。お利口なアンリ・ラウルの’85ジュヴレもこれが最終のボトルでした。
〆はもう、詰め込んだ!そんな状態の店内でしたがお断りするには残念な顧客のムッシュで。今回は従業員の方がCDを出されたようで。1枚購入させていただきましたが、会社のイメージソングも含まれたおりナルホドネでしたが。
前回の抜栓のボトルの方が、何となく良好だったような?そんなテイスティングになりましたが、バタバタしていたしな?ゲストの印象は何も問題ないようでしたが。
スミレ香華やかなガヤのバルバレスコの熟成したマグナム・ボトル、何とも贅沢な逸品ですが相変わらず五大シャトーのページを眺めておられたので出費的には抑えていただけたのでは?
またまたお待ちしております。

                    Sommelier R.Imamura