Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も白の極上を

本日のお昼と言いますか午前中に野暮用が。長男のボーイスカウトの夏キャンプが本日からで、何か大量の荷物の上に虫かごや虫取り網まで運ぶことになっていましたので9:00すぎにはミニで。
寝ぼけ眼ではありましたが、毎度のことながらチーフのリングが見つからずに朝からまたまたどたばたと・・・・・・。いらいらとしながらも所要時間10分の片道ではありましたが、少しお説教も車内で。楽しいはずの夏キャンプ、今頃は晩御飯かな?切り替えてくれていれば良いですが。
で昨夜の極上の白2種はボルドーブルゴーニュから
・Pavillon Blanc du Chateau Margaux’87 Bordeaux
・Montrachet’86 Bouchard Pere & Fils
中盤には団体さんにカウンターは占拠していただく時間帯もございましたが、確かに解りますが7名もおられればお好みはそれぞれでしょうから・・・・。ですが、どんなものかな?
深夜のムッシュは今宵もお楽しみで、伴われたお姉さん方は今宵も前回同様で’87’86の手強い彼女達ですが今宵も中々既に飲み込んでおられて。
ルイーズのマグナム’89にデュラモットも。シャンパーニュ尽くしなのかもしれませんが、僕のセラーからもデュラモットロゼもお持ちになられ。
でその後の宴ですが、予定もされていたので’87はマルゴーの白を。それにしても未だにこんなヴィンテージのパヴィヨン・ブランが残されていて僕もほんの少しお付き合いのある業者さんの裏張りだけに状態も素晴らしく。ただただ、ヴィンテージ・キャラクターかな十分に艶めかしい香りは発してはおりましたが余韻のビターなニュアンスと酸のバランスはやや崩れて・・・。
こちらは手持ちで’86を。ヴィンテージに関係なくキスラーのキャスリーン’98をお持ちでしたが選択肢でお持ちはしたもののお選びいただけたのは禿山で。この辺りはお姉さん方にも感謝しなければいけませんが、今後はこの辺りのヴィンテージのモンラッシェ たとえブシャールのこの時代のものですら価格の上昇も異常で手にも入り辛いようになるかと・・・・・。
腐っても鯛?それは言いすぎですが、流石のモンラッシェ。跪くまではないものの濃密で芳醇な果実の甘みととろりと滴る秘薬はこれもまた希少なブルゴーニュのグラン・ヴァンで。

               Sommelier R.Imamura