Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’92か・・・

本日の出勤時、自宅の玄関の扉を開けると近い空が真っ黒の煙に覆われており。思わず火事だ!とつぶやいてしまいましたが、火柱までは上がっておらずまた幸いではありましたが琵琶湖の疏水を挟んだエリアでしたので。
消防車がけたたましく、夕方の伏見稲荷を駆け抜けて行きましたが 今回の震災も含めて命を懸けての生業をされる方々に感謝の気持ちをまた新たに。かっこいいお仕事ですが、大変なんだろうな・・・。
で昨夜の意外にバタバタとした月曜の晩は
・Chateau Calon Segur’92 St Estephe
・Volnay Santenots’92 Rougeot
・Savigny Les Beaune’76 Joseph Drouhin
・Santenay Clos Tavannes’04 La Pousse d’Or
・Chateau Belgraves’88 Haut Medoc
前半から祇園町のご同伴にあたふたと過ごしておりましたが、生憎の雨模様に中盤からの和尚さん”今夜は暇でしょうから、ご一緒に”のお声はまたお客様を呼ぶ形に。
またまた、ジェネレーション・ギャップを遂最近お生まれ年のヴィンテージが’90になったことに驚いていましたが今や’92にまで。今回の舞妓さんは”小”が付かれるので何時もの芸妓さんの妹分になられるようで。これをまたご縁にですが、難しいヴィンテージの’92は逆に今が楽しい纏まりを。条例で許されるお立場ですので・・・。
気まぐれでテイスティングを兼ねてブルゴーニュの’92も。同級生のマダムのお相手もそこそこではありましたが、このルージョ、’92も中々のお値打ちのしなやかさ。
信じられない行動も見受けられましたが、まま酔ったこともありと受け止めておきましょうか。ドルーアンのサヴィニー’76は、流石に今宵の中ではぐっと世界観を異にさせられます。時を経て成長するピノ・ノワールの美しい姿に、マダムは何を思うかな?
7名で4人掛けのテーブルに掛けていただく形になりましたが、何時もドクターの皆様には申し訳なく。
それにしてもこの’04のタヴァンヌ、自信をもって美味しく何時も。正にピュア!プスドールは現実的な価格のスターかと。
〆は’88のグラン・ヴァン、愛らしさも感じさせるオー・メドックのこのシャトー。国内ではあまり見かけませんが、希少なリストのライン・ナップのひとつでは?
洗い物で溢れた晩で。
                 Sommelier R.Imamura