Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’79

伝説のワインのロマネ・コンティ’45のボトルがクリスティーズのオークションで¥10000,000ーを超えた値が付けられたようで。以前はアメリカで¥3000,000−位だったようですので、それはそれはの上昇率でしょうか。
まま、今回のボトルはドメーヌよりヴィレーヌさんが運んだもののようですのでそのボトルの真偽性は疑う余地も無く。また、戦時中でこの年の生産本数は600本しか無く。またまた、この後の葡萄樹の植え替えの為もあり希少価値はそれは異常なものであったでしょうから。
世界中には、まだ見ぬ強烈なワイン・ラヴァーと成功者がいるものです。
で先週末のワインは
・Vosne Romanee’79 Gros F & S
とてもとても難しい週になったこの週を象徴するような閑散としてしまったこの土曜の晩でした。そろそろ月内の通帳の数字も見えてまいりましたので、はらはらの心持ちですが・・・・・。
今宵の飲み友達は、本当に久々で。まま、お付き合い自体は10年来になりますので何かが変わる様子もございませんが今年初めてのご利用と相成りました。
何時もながらのお土産まで頂きバウムクーヘンは休日のティータイムに。
ボランジェの後は、今宵もブルゴーニュ。ジャック・カシューの’85にも興味をもたれていましたが、何処かに決めておりましたグロの’79を。
この造り手は、オールドも沢山見掛けますが、リコルク等の問題も感じることが多く個人的には色々と。ただただ、このボトルは間違えなく時間の経過を感じさせる外観とコルクで。
このボトルであればロワールに4年研究にも行かれたドクターにもご満足いただけたのでは?まま、ワイン歴も非常に長いドクターにはこのヴォーヌ・ロマネ非常に甘く芳醇な味わいながらも香りの華やかさに欠けるあたりのご指摘は流石ですが。
本当香りが欠如していたような・・・・。無理しすぎないお仕事でお願いいたします。ボルドー土産は期待しておりますが。

      Sommelier R.Imamura