Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボーカステルの白

グラスの破損と言うのは、形あるものですので致し方ないことなのですが やはり割り切りながらも心は沈んでしまうものです。特に高価な物であればあるほど。今回はしかも、ほとんどこんなことは無いのですが初めてシャンパーニュのグラスでボランジェにいただいたリーデル社のものがステムの部分から折れ左手の手のひらにブスリと。まま、怪我自体は大したことは無かったのですが毎日のようにグラスを拭きつづけただけにお恥ずかしさも。
ですが、個人的には先月の1脚のリーデル ソムリエ・シリーズのモンラッシェ このグラスの破損が痛かった。
で昨夜の待てど待てどもの晩は
・Henri Giraud Esprit Rose
・Chateauneuf du Pape Blanc Vieilles Vignes’01 Chateau de Beaucastel
本当に中々ゲストのお越しがないなあ?そんな待ちぼうけの晩ではありましたが、後半に待ち人来たるの感じで。
極端に出張のキャンセルが増えた、そんな機会で同級生とのお食事だったようで。このアンリ・ジローのロゼも個人的には初めてのテイスティングでしたが、比較的はっきりと甘みを感じられるスタイルのこのロゼは好みのタイプです。色合いもしっかりめでオールラウンド・プレイヤーの印象が。
深夜の幾分ややこしいお話のようでしたが、まま、実際はこんな時の大切な場所としてもご利用いただけるのも重要なことなのですが。
じっくりと話込まれる際は、基本的には干渉はせずに。それでもしっかりとワインはいただくのですが。このボトルもおそらくこちらのムッシュのもとに届けられるだろうかな?も的中でしたが、個人的にはこのシャトーヌフの代表的な造り手のボーカステルは白の方がクオリティが明らかに。
以前お試しいただきた’90もまた素晴らしかったですがローヌの最高の当たり年のひとつと称されるこの’01もまた白にも微笑んでいたようです。
非常に濃密でアルコールの高さも目立ちますが、溢れんばかりの果実味もあって豊満なスタイルながらもバランスが取れ。
特別なローヌの1本であることは間違えないかと。

        Sommelier R.Imamura