Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

La Grande Rue マグナム

”紙袋”ある雑誌媒体も兼ねたネットの記事で、本当のセレブが持つのは重厚な鞄などではなく菓子やの紙袋率が高いそうで。まあ、年収も億を超える方々のことを指しておられるようでしたが要は締める所はしっかり締めてここぞでは確かになのだそうです。
まま、実際ドア・トゥー・ドアでの移動でしたら鞄など必要ないでしょうが。確かに残念ながら、私の顧客には失礼ながら紙袋だけをさげてお越しの方はおられないような。
で、使われる時は1本何十万のワインを飲まれるそうです。本当かなあ?
まま、少し面白味の有る記事でしたので。
で昨夜のマグナムは
・Vosne Romanee La Grande Rue’91 Francois Lamarche 1500ml
何とも前半は閑散とし救世主を待つかのような晩ではありましたが。
結局後半から何時もの皆様が今宵はややお人数は減られて。まま、予定通りだったのかもしれませんが予想通り食いつかれましたね。’91のグラン・リューのマグナム。
正直、今でも十分に美味しい’91ではありますがもう少し寝かせてから抜栓したい!そんな気持ちもあってか自宅地下セラーに留めておりました。
ただ、中々皆様こちらの思惑だけでは行かない手強さも持ち合わされておりでしたので。
何と言ってもこのラマルシュの看板モノポールのこのグラン・リューはボトル裏張りにも協調される地図が物語る通りロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれる特別な立地の銘柄です。ですが、この’91までは特級申請がなされていないのです。まま、常識的にも間違えなく地理的にはグラン・クリュなのですが。
そんなストーリーを持つ、ましてや’91の1500mlはダメ出しは喰らわずの抜栓に。
ボトルにもしっかりとこびり付いた澱の姿に期待は膨らみコルクの状態も素晴らしく。ただ、やや早かったのと少し熱の味わいが感じられ。固さが残るものの香りだけが過熟したものに感じられたのは私だけではないかもしれません。
その後は長々の他のゲストのお付き合いが続きましたが。
あ、今回も差し入れありがとうございます。お寿司の争奪戦に抜け駆けさせていただきましたが。

              Sommelier R.Imamura