Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

イタリアン・ハーフ

使いこなせていない、そんな状況はやはり経験値をあげるしかないでしょうがトラブルが起こらない限りは避けたいものです。
何のことは無いことでしたが、パソコンのキーボードの”Num LK”なるものを存じておりませんでした。押したことさえ、記憶がなかったのですが急に”おはようございます”すら打ち込みが出来なくなるのは本当に困ります。昨夜は妻が頼りになりました。
お恥ずかしい。
で昨夜のイタリアは
・Sassicaia’95 Tenuta San Guido
・Barbaresco’99 Gaja
友人が独立して立ち上げたイタリアンの”リストランテ・オルトさん”何よりも個人的なお付き合いもですがシェフの谷村くんの人柄がお料理に表れているのでは。そんな兼ね合いの中、僕の顧客のマダムが今宵はディナーでのご利用で評価も上々に。
その足での深夜のご利用は、こじつけたようにイタリアのハーフ・ボトルを2本。
それにしてもボルドー同様にかなりのハイ・クラスの銘柄でもハーフが仕込まれていることに面白みが。流石にブルゴーニュでは、ハーフは少ないですが。
’95のサシカイア、正直まだまだ飲み頃には達してはいないヴィンテージながらもこの生産年の周辺の中では抜群に豊満な果実とストラクチャーの強さの中にも熟れたタンニンが素直に美味しさを表現しており。コスト面では例えば’94のフルボトルと変わらないので、値ごろ感は非常に低いのですが。
流れの中での2本目のバルバレスコ、これも俄然若い段階ですが’99でもハーフの存在でお許しを。明らかにサシカイアの後だと酸が気になるのですが個人的にはやはりこのスミレ香漂う優雅なスタイルに好みは明確に。
業界の変化に伴い正規代理店さんの変更で、急きょハーフ・サイズのこの’99をケースで仕入れたものです。
これまた、ハーフとは思えない請求額だったのは紛れもない事実です。これもまた、後10本ほどの手持ちでしょうか?きっときっと飲み頃までこの小さなボトルがセラーにて待機することはないかも・・・・・。

             Sommelier R.Imamura