Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’90

久々の休日はゆっくりと梅小路公園に。流石に寒さも感じるお天気に駐車場もまばらな感じでしたが。感覚と言うものは不思議なもので先日半年ごとに交換するミニのエンジン・オイルの交換で何となく調子も良くなったような気がするものです。
で先週末の土曜日の晩は
・Barbaresco’90 Gaja
・Lanson Gold Label’90
ヌーヴォーの使用可能な晩は、この週末までかな?と言う感覚はずっと持ち続けておりましたが、これまでは数日で売り切っておりましたので現実には悩むこともなく。ですが、今年は初めて残すことになりましたかね。実際には3Lは必要無くマグナム位で十分だったようです・・・・・。
前半からまたもやワインをお預かりしたのですが相変わらず、希少なクリュッグのコレクション’81やルイ・ラトゥールのモンラッシェ’78などプロでも興味を持たざる得ない銘柄の数々にビジネス度外視で楽しみが増します。
そんなムッシュの動向は、何とも不可解なものでしたが待たせていただく間にもマダムとデュラモットのハーフで。
その後は所要時間はかなり限られていましたがハーフをもう1本。このサイズとて中々素晴らしいボトルが残されているものです、今回は悩まれた挙句ガやのバルバレスコを。’90はヨーロッパ全土的にも良好なヴィンテージ、もちろんこのイタリアの帝王もこの作柄も憧れの1本だった気が。
ハーフ・ボトルはやはりやや進みがちなボトル・サイズ、はっきりと感じられるすみれの香りも何処かしら乾いた印象でしたが今宵の流れとしては贅沢この上ないもので。
中盤も悲喜こもごもの展開もございましたが、後半にも色々な恋の・・・。
週末はこの街の皆様は僕も含めまして肝臓は限界に近づいているかと。今宵のお姉さんも最後は可哀想に白目を剥いておられましたが、しっかりとシャンパーニュをボトルで。先日のヴィンテージ’85は意外に期待通りとはいきませんでしたが、この’90は中々ですよ。モカの熟れたニュアンスも顕著に感じられ滑らかな蜜の味わいも熟成シャンパーニュの姿はそれで。
日曜日はゆっくり休んでいただければ。

        Sommelier R.Imamura