Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵はハーフ・ボトルにて

久しぶりに前半、中盤、後半と忙しさにうれしい思いがありました。
特に後半の祇園がらみの動きが重なったのは、意味のある時間帯が。
そんな今宵は、ハーフ・ボトルの特別が
・Volnay Mitans’92 Hubert de Montille  
・Chateau Calon Segur’90 St Estephe
・Chateau Pichon Laland’93 Pauillac
・Barbaresco’91 Gaja
375mlのサイズとはいえ中々いかついプライスが掲げられてしまう逸品ばかりですがスモール・サイズでもこのあたりのヴィンテージが残っていることが楽しいもので。
ひさしぶりのご常連は、またもやマダムが変わられていて驚きながらも控えめにブルゴーニュからスタートしましたが映画”モンド・ヴィーノ”の影響で随分プライスの高騰に躊躇したこの頃でしたが、綺麗に熟成の段階に入りつつ。ピュアな果実味とは裏腹に祇園らしいお二人の顔ぶれが対照的で。
流れ的にボルドーへと進みながら、セレクトされたのは出来すぎのセギュール候で。ヴィンテージ’90は本当に高貴さが溢れており。タンニンの骨格は未だにしっかりとしており、あたりの味わいが甘い優美なエレガンスを讃えておりました。
男性4名のドクターはブルゴーニュのレギュラー・サイズからボルドーのハーフへと最近シャンパーニュのルイ・ロデレールに買収されてしまった2級の最愛のシャトーですが投機の対象になってしまうのも仕方が無く。これまで親族経営でクオリティを維持していた素晴らしい彼らも今後更に一段と内容が充実してくることでしょう。どのヴィンテージも当然彼というか伯爵婦人の優雅さを。
ハーフ・ボトルでもいつまでもあり続けることが出来れば嬉しいイタリアの唯一無二の存在。先日売り切れてしまったバルバレスコでしたが、最後の3本を全ていただきました。やはり余韻の骨格が筋肉質でありながら甘美な甘みが支配しております。ヴィンテージ’91はボルドーブルゴーニュだけでなくこのアンジェロも素晴らしい出来を約束してくれます。
さて、本日より新しいアルバイトの女の子が来てくれます。がんばってくれるかな?

              Sommelier R.Imamura