Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

セギュール

花粉の飛散が多い様で、眼のかゆみに悩まされるゲストもしばしば。私自身も苦しみがございまして、もう長いお付き合いの花粉症です。杉、桧、蛾のリンプンなどに反応するようで5月ぐらいまでの辛抱なのですが。
今宵は製薬関係の方で、やはりお薬には詳しく個人的に市販の鼻の症状を緩和するものを服用しているのですが成分についての解説をいただきました。ある意味彼らはお薬のソムリエでした。”エフェドリン”と言うものが効くらしくこの成分で私も数年こちらにお世話になっております。
さて、今夜も夜半よりボルドー・ラヴァーが。
・Chateau Calon Segur’85 St Estephe
あって当然ですが、何となく意外な展開でセギュールのストックが急激に減少しております。こういった意味でも彼らのプライスは、これからも上がり続けるでしょう。なにしろストーリーを持つシャトーは永遠の強みを持ちます。’85と’90を悩まれましたが、当然悩ましく。どちらも素晴らしいヴィンテージなのですが、やや見解の相違はあったようです。ですが快く受け入れていただける懐が感じられ、こちらの様な方はきっとワインに関しても当たりは良くなって行かれるのでは。’85は’90ほどの豊満さはないものの酸の広がりが非常にエレガント、繊細さの中にメリハリのあるタンニンが引き締め甘みがバランス良く溶け込みます。
セギュールのエチケットは、基本的には同じデザインではありますが微妙にヴィンテージによって異なる構図が見受けられます。その辺りにはまだ気付かれてはいないと思いますが・・・・・・・・・。
それにしても、京都は狭いもので先日の”つぶやき”にて少し触れた方のことをご存知でご覧になられてお話に華が咲きましたが少し気を付けなければ。失礼は無かったとは思いますが、以前は手痛いめにも在っておりますので・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura