Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

粋に

土曜日のお昼間は、昨夜の後半からの食材の消費量を考えると買出しに行きたいところでしたが起きれなく。まあ、金曜の晩は多少疲労が貯まるくらいの忙しさがありがたく。
久しぶりにお昼を廻る頃まで、ぐっすりと。次男と妻が出かけていたのも、安眠の理由のひとつかもしれません。
さて、昨夜のワインの日は
・Sierra Cantabria Gran Reserva’98 Rioja
・Henriot Rose Millesime’90
・Chateau Labegorce Zede’87 Margaux
何時もながら社内の方とのお越しのムッシュとも長いお付き合いに為りつつ。毎度、景気のお話は尽きないものの戒めていただくことも多く立場上このような存在の方も中々おられないだけにありがたさも。
何本か使い勝手も良かったので重宝していたこのグラン・レゼルヴァもこれで欠品に。スペインのリストのページには、今でこそプリオラートなどの新しいエリアのワインが顔になる時代ではあるものの、やはり伝統の有るリオハの銘柄も揃えておきたいものです。そんな思いを満たしてくれていたこのシィエラ・カンタブリア’98は、クラシックな中にもモダンな味わいを感じさせる中々の濃密さを持ちえる1本。本音では今月のお勧めのイタリアに行き付かれるのが気分でしたが、これはこれで。
珍しくお一人で。京都のワイン・ラヴァーでも避けては通れないこの方、今宵も流石に粋な飲み方を。少しだけ時間をずらしておみえのホテルのソムリエさんのご夫婦とは偶然ながらもやはりお顔なじみで。結局、ご一緒にシャンパーニュを。
アンリオのロゼの特別なヴィンテージを3本セットにて揃えられた’88’89’90の頂き物はこの最後の’90にて使いきってしまいました。’90年代中ごろからの評価が鰻登りのこのハウスは個人的にもテイスティングの機会が得られたのはありがたく、お渡しいただいたムッシュにも改めて感謝の意を。ただ、後10年はやはり寝かせて飲みたい偉大な3本だった気も。
マルゴー村の通好みのブルジョア。’87は今とても楽しい状態のボルドーが多い中やはりこのシャトーも。グランクリュ・クラスでもマルゴー村のシャトーはやはり良く良くテイスティングをしていないと、繊細を通り越してひ弱な姿を露呈するものもあるので。
ただ、今宵はやや紳士的な振る舞いの欠けた様子が気になり。R