Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

甘美なバレンタインデー

強烈な花粉症の症状が、感じられました昨日の休日でした。まだまだ、これからが本番なのでしょうがミニの洗車まで自宅のガレージでしたのが問題だったのでしょうか?それとも家族での散歩を兼ねた鴨川近辺と伏見稲荷へのお参りも蓄積に。
晩は久々の生肉をいただきに。微妙に自身が食すよりも子供達が食べる姿を見ているのが楽しく感じられるのは、ひとつのおっさん現象なのでしょうか。
さて、先週の土曜日を思い出し
・Chambers Rosewood Vineyard Rare Tokay
・Chateau Leoville Las Cases’93 St Julien
・Chateau Leoville Poyferre’73 St Julien
前半から少しづつ動きがあったのは、苦しんでいた2月の初旬とは大きな違いで。中盤からのご常連さんの動きもまた待ち望んでいた姿かと。
今年のバレンタインデーも律儀に義理のチョコレートをお持ちいただけるマダム達には感謝の気持ちを。いつもの芸妓さんのチョコレートではなく、リキュールを頂いたのもらしい感じでしたが手作りのチョコもまた変わられず。
こちらのマダムにも豚のチョコレートをありがとうございます。正にチョコにぴったりのオーストラリアのチェンバース、何ともパーカーさんの公表か連発の造り手ですが如何せんヴィンヤードが幾つかあるのとヴィンテージがないので扱い難く。ただ、こちらのマダムのお好みに応えるこの濃密なポートの味わいはこの日が最も相応しく。
時間差のフランス人のムッシュは、今宵も大分酔っておられ。なのに何時もながら上質をお一人で。連日のサンジュリアンのトップ・シャトーのラスカーズは人気のシャトーだけに贅沢かと。ただ、やはり今飲むには’91に比べると・・・。ですが、今回も実際には私のほうが飲み込んでいるようで。そんなところにも色々な意味は含まれているのかもしれません。
後半はバタバタと一人で立ち回りながらも、どうやら同い年のマダムお二人が。時間も時間でしたが、ひょんなきっかけから’73を。ワイン界での出来はいざ知らずですが、意外に理解しながら飲み込めば未だに’73のボルドーとて楽しいもので。昨年のラターシュ’73は痛い思い出ではあるものの熟成の極みを感じさせる産まれ年の方にとってはまた一段と感慨深いものでしょう。    Sommelier R