Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ドクター

2月なりのゲストの動きは、穏やかながらも支えていただける顧客のお飲みになられるワインのいかつさに何とも。
・Mercurey Clos des Myglands’02 Faiveley
・Chateau Gruaud Larose’95 St Julien
・Barbaresco’99 Gaja
・Meursault Genevrieres’91 Comtes Lafon
・Chateau Bel Air’75 Saint Croix Du Mont
今宵も引き続きではありますが、やはり顧客の半数を切るぐらいですか?ドクターの占める比率は高く。何とも素晴らしいワインをご接待ではなく自腹というのもまた印象を強めます。とても綺麗な飲み方に祇園街とはまた少しベクトルの違いを。
初めてのご利用でしたので、私とて最初からストレスが感じられるものはお勧めは。サクランボのニュアンスが初初しいフェヴレのモノポールは、食事のスタートには申し分無く。ここからなのですが。
ぐっと価格も味わいも上昇する頃合に、やはり今宵はより上質なワインを望まれていたことに気付かされ。ボルドーでも格付け下位のものではなく上位に位置する、力を蓄えた出来の良いヴィンテージを。明らかに酒質のボリュームの違いにお近づきの言葉が出始める瞬間で。
お食事も終わられながらもイタリアの帝王を。若いヴィンテージながらも異なるニュアンスとしっかりとした質感を求められるお二人には、また新たな出会いに為るであろう特別な1本で芳しいスミレを。
こちらは今宵はまだそれほど酔いも浅いようで。こんな時にお気を使っていただけているのがはっきりと感じられます、最上の白を選ばれ。正直、私には決めかねる銘柄のひとつかと。個人的には最も心を動かされる造り手のひとつコント・ラフォン。プルミエながら並みの特級など足元にも。ましてやジュヌブリエールで熟成した’91。思わず仕事を忘れてしまいたくなる葛藤に。負けているのですが。若い頃のパワーは失われながらも繊細にしてエレガント、バターのニュアンスは柔らかく長い長い余韻が。この辺りを理解されるのは飲みつけておられる方のみかもしれませんが、何とも綺麗なワインにお勧めいただいたシガーに手が伸びてしまう私は問題児かと。
西遊のデザートは、穏やかながらも熟成の極みで。シガーの速度は加速する3人ではありましたが。R