Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

素晴らしき今宵 その2

極上の晩は、ブルゴーニュの彼女の常識では考えられない会話とともに後半へと突入し。
先のムッシュが今宵二度目のご来店で、アラン・ロベールのハーフで岩牡蠣を召し上がられながらの、ご常連様のご来店でした。
・Krug Collection’81
・Romanee Conti’73 Domaine de la Romanee Conti
・Belle Epoque Blanc de Blancs’99 Perrier Jouet
・まといさんのお鮨
今宵は強烈なワイン・ラヴァーをまたもやお連れに、せんど色々お飲みいただきましたが東京のワイン・ラヴァーは価格の設定が私共とは少しズレを。
クリュッグの特別なコレクションも’81がやっと。こちらはどちらかと言うと留めのワインなのに。
冗談では無いのでしょう、確かに普段行かれておられる銀座では若すぎるロマネ・コンティを¥140万スタートで飲まれておられるのでしょうし、’73が桁を越えないのであれば・・・・・・・。
個人的には二度目の’73でしたが、今回は落ち着きを備えており胸に留まる記憶が出来ました。正しくチェリー・ブランディー。特に今回の1本は、仕入れに感情を随分動かされましたのでそれもエッセンスのひとつに。
ただ、またこれからが一段と大変でしょう。もう、桁が私共でも大代に乗ることは仕方ない状況でしょう・・・・・・・。
もうひとりのムッシュはコンティは一口で、いつものレーメイのカベルネを。その辺りは徹底されておられますが、今宵は仕上げのシャンパーニュにベル・エポックの真っ白を。唯でさえエミール・ガレのエッチングが仰々しいこのキュヴェも、留めのような透明ボトルにガレが施されていればもひとつ華やかさは増し。唯でさえ美しい祇園のお姉さん方を4人も引き連れておられれば解からない気もしませんが。桶で運ばれたまとい鮨さんの美味しいところとともに饗宴は終了いたしました。
ありがとうございます。

              Sommelier R.Imamura