Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今年4本目のロマネ・コンティ

昨夜の後半の出来事は衝撃的で。中盤からの千葉からのご常連さんのドクターと飲み会のような雰囲気で今宵はもう終了かな?と思っておりましたが。
・Morey St Denis’99 Dujac
・Barbaresco’91 Gaja
・Veuve Clicquot Ponsardin’49
・Perrier Jouet Belle Epoque’71
ハーフ・ボトルが2本含まれてはおりますが、私とドクターの二人で飲み尽くしたと言うのは中々では。
ゆっくりとスタートするにはデュジャックのジェネリックは申し分ないふくよかさかと。
ガヤの骨格は、ボルドーの’91とは比較にならないくらい筋骨隆々でその上にスミレがエレガントに香る特別なもの。
あっという間にオールド・シャンパーニュは消えていきました。たった2本しか手に入らなかったクリコの稀少なハーフ・ボトルは今回も随分元気な白ワインでしたが。
ノスタルジーの極みの感があるベル・エポック。ヴィンテージ’71はドクターのヴィンテージ。お出ししない訳にはいかない気がしてしまい今宵も随分飲ませてしまいました。
この後にボージョレのムーラン・ナ・ヴァンの’78なんかの際物にも「おおー」と歓声を挙げていたのですが、最後に王様が控えておりました。
先日よりブルゴーニュのグラン・ヴァン・オールドを幾つか楽しまれていたお料理人さんは、お手洗いの前で私にクレジット・カードを渡され「ロマネ・コンティを」と一言だけ。「ええー、大丈夫ですか?」との問いにも「飲んでみなければね!」となんとまあ。
・Romanee Conti’83 Domaine de la Romanee Conti
ついにワイン・リストから王様が居なくなってしまいました。私自身は香りが歴然と違う言葉には変えがたい素晴らしさが。やや若さは否めないものの、色合いと香りで満足いく特別で。ちなみに、カウンターはほぼ満席でわがままを言わせていただき皆さんにも振舞われたムッシュは、これまた偉大かと。
喧騒のなか、絶好調に酔ってしまった私とシェフは未だに衰えないロマネ・コンティの澱の部分に舌鼓をうちながら今月の検討を男二人で讃えあう素晴らしき今宵でした。
また、この瞬間より王様探しが始まります。やはり、複数本必要になってきているのか?         Sommelier R.Imamura