Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Barbaresco’64 Gaja 1500ml

ああ、またもや昨夜のワインが残る本日のお昼でしたが食材の買出しに次男と。それにしても何だかんだと余計なものまでカゴの中に入れてしまい自家消費のものも含めると意外と結構なお値段になるものです。
厳密に考えてみるとエンゲル係数は、中々の数字かもしれません・・・。
さて、昨夜も一瞬のカウンターの詰まる瞬間はございましたが穏やかで。ただ、その為に極上のワインを進んで飲んでしまう・・。
・Barbaresco’64 Gaja 1500ml
・ききょうが原メルロ’98 シャトー・メルシャン
・樽熟成メルロ’97 信濃ワイン
・Chateau Gloria’94 St Julien
・Nuits St Georges’99 Meo Camuzet
本日が試飲会とは聞いておりましたが、参加出来ませんでした。私のワインの仕入れを京都の西村さんと二分される横浜の業者さんですが今回はわざわざ京都にて。20代のころは試飲会と聞けば毎日のように参加させていただいておりましたが、ここ数年は出不精で申し訳ない。
そんな兼ね合いの中やはり律儀にお顔をお出しいただける担当者の方には頭の下がる思いです。
色々な現状の情報交換もさせていただける機会ながらも心許す中でもありますのでご一緒に。
偉大なピエモンテの生産年の’64のマグナム。これがガヤであればまた。ただ、そろそろお人を選ぶ味わいに近づき。色合いはおっしゃられる通り赤ワインなのにかなり薄づき儚げな味わいを。個人的にはノスタルジーたっぷりの素晴らしき1本で。おそらく皆様も。
これでは飽き足らず意味有って日本のワインを2本。メルシャンさんのモダンなメルロと信濃さんの柔らかい自然な味わいと好みは分かれるところです。
気持ちも切り替えながらのお越しのゲストもここからはやはり全て男性陣で。グロリアのバランスは何時もながら整っており、個人的にはこの以前の天使が楽器を奏でている様子がシンメトリーに描かれたエチケットが好みで。
ご無沙汰のムッシュでした、今回も極上のブルゴーニュを。村名ながらもこの’99はやはり何とも言えない果実味の美しさに心魅かれます。比較的強固なアペラシオンながらも極上の造り手と素晴らしいヴィンテージによる饗宴は贅沢の極みかと。
今宵ローヌはございませんでしたが、本当に美味しいワインに囲まれる極上の時間が。もちろん紫煙もないはずがなく。 R