Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ご紹介

昨夜もひょんな感じのご紹介があり意外な展開もございました。
ソムリエの奥様は、海外からのゲストと偶々バーできっかけが出来その後のお店選びで私どもを。オーストラリアとイギリスからのお二人は、中々のアッパー・クラスの印象を受けましたが日本のましてや祇園街では様々な方がおられることに驚かれるハメに。
・Chateau Pichon Baron’91 Pauillac
・Chateau Lafite Rothschild’91 Pauillac
初めてのご来店に、とても腰の低いムッシュはマダムにワインのレクチャーを。マダムには申し訳なく、ソフト・ドリンクを切らしてしまっておりましたがミネラル・ウオーターで賢明だったようで。ヴィンテージ’91はポイヤックに於いては、とても個人的には印象が良く。確かに’90とは比較してはいけませんが、程よく熟成感が醸し出されまたしなやか過ぎると言うことも無い飲み頃の面白さを味わえるヴィンテージでは。男爵は海外のゲストのお隣で開けられましたがこちらはご存知ではなかったようで。
流石にこちらは存じておられました、息子さんが先日ご紹介してくれたお父さんは全て任せるから美味しいワインとのことでしたので・・・・・・・。
前回はラトゥール’75でしたし、息子さんは先日オーパス’81を。中々難しいお任せではないでしょうか?楽しいながらも腹の探りあいは私的にも親父ほどの年の差にまあ、全て見透かされてはいても不思議では無く。ラフィットは’85もございましたが、こちらをお勧めしなかったことを美化してしまいますが。まあ、予想通りボトル三分の一は私がいただき最終は酔われておられましたので’91は申し分の無い酒質だったのでは?
澱の部分を先の海外からのゲストに差し上げましたが、失礼にはあたらなかったようで歓声を讃えながら飲み込まれました。弁護士さんのようでしたが、オーストラリアのワインのコレクションは随分お持ちのようで。ただ、やはり嗜好というか話題に出てくるワインは全て’90年代のワインでした。
桜散るこの時期、日本人が感じ入る”はかなさ”などはおそらく彼らには・・・・・・・・・・・。失礼。

               Sommelier R.Imamura