Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今更ながらSIDE WAYS

今更ながらですが、ワイン映画の”サイド・ウェイ”をご紹介。ちょうど子供が映画館など、立ち入らせてくれない時期の公開のものでしたので探してはいたのですが見つけました。DVDにて、面白おかしく少し切ないストーリーのシャトー・シュバル・ブラン’61でした。
カリフォルニアが舞台のこの映画は、冴えない離婚経験のある主人公と一週間後に控えた遂に結婚を覚悟したピークを過ぎた二枚目俳優の結婚前の最後の悪さツアーを描いたもの。
主人公は大のワイン・ラヴァーで、別れた奥さんのことが忘れられず仕事も恋も上手くいかないタイプ。片割れは直線的で欲望のままに生きるアングロ・サクソン的な印象のタイプ。
いずれにしても、バイロンの’92のスパークリングやキスラーのエチケットなどカルト・ワインをお好きな方には、にやりとほほえましく思われる憎い演出もあり。
最後に仕事も恋にも破れた彼が、ハンバーガー・レストランで秘蔵の偉大なワイン、シャトー・シュバル・ブラン’61をこっそりと紙コップで一人すするシーンには切なさも。やはり、ワインとは出来れば素敵な女性と分かち合いたいもの・・・・・・・・・・・・。
ちなみに、DVDは2枚ございますのでご入用の方にはお譲りいたしますがいかが?

               Sommelier R.Imamura