休み明けの月曜日は何となく憂鬱な気分ながらも、相変わらず華のない男性比率の高いワインバーの現状です。
それでもまあカウンターにて展開されるワイン談義と時間帯にもよりますが男話に一段とワインが進む昨夜で。
・Le Petit Cheval’98 St Emilion
・Chateau Rauzan Segla’94 Margaux
・Caillou Blanc Chateau Talbot’98
・Chateau Talbot’93 St Julien
関西は狭いものでワイン・ラヴァーは、色々尽くしてお調べになられてワインの世界観を広げて行かれるのでしょう。今宵も神戸からの。以前は他の京都のワインバーにて楽しまれたようですが、決め付けられず色々お試しに為られるのも。その上で相性などもございましょう。
ボルドー好きは、流石に男性同士にてはシュバル・ブランは切ないようで小さいほうを。
最近はこのサンテミリオンのセカンド・クラスの頃合のいいものも中々見かけなく。そして’98と言う右岸の探すべくヴィンテージは、逆にやはり早く。フランの香りが幾分ハーヴィシャスな印象は否めないもののデキャンタージュにて纏まる、さすがの白馬の弟分。
2本目はシャネル所有時のZの表記のラベルで。’94はパワフルを求められてはやや気難しいものの、やっと形に為ってきた印象が私には。以前はマルゴーと言うよりもポイヤック的な力に閉口したことも。
世紀も変わると彼女達の所有は離れたようなので、意外にこんなストーリーでリストのヴィンテージを揃えて行くのも面白みが。
今宵のムッシュのお連れのメンバーは、おそらく一番面白いお話をされる面々で。うーん、お二人が4Fからの合流と言うのもらしいと。
今宵はタルボの赤白そろい踏みにて。カイユー・ブランは’98らしく鮮やかな酸と柑橘系の果実味を鮮やかに。洗練された爽やかさにボルドーの強い日差しと生牡蠣を思い出してしまう。
赤の’93は正にバランスを。サンジュリアンらしい私とは正反対の貴族的な姿は将軍の名を冠するタルボそのものかと。
珍しくボルドーのみの晩で。まあ、寒さも厳しくなりつつですのでそんなものか。
Sommelier R.Imamura