未だ長いトンネルを抜けきれない状態で。色々とゆっくり感じ取ることが出来る時期であるような。
そんな今宵は、とてもとてもご無沙汰でしたムッシュが。今宵はどこか虫の居所が悪いようでして。おっしゃられることに、幾分気になる部分も。０：００ごろでしたのでアルコールも随分入っておられたようですが、何となく消化不良なお相手でした。
そんな夜半過ぎに最終ゲストは、ご常連のお姉さんでしたがひと時の清涼剤に。お連れの男性と中々難しいお話にのめり込まれておられましたが、ワインはブルゴーニュにのめり込まれつつ。
・Ｇｅｖｒｅｙ Ｃｈａｍｂｅｒｔｉｎ Ｌｅｓ Ｃｏｒｂｅａｕｘ’９８ Ｓｅｒａｆｉｎ
伸びやかな甘みがブルゴーニュに求める味わいを、十分に兼ね備えており好印象な１本でありました。
こんなワインをテイスティングされる女性の横顔というものにハッとさせられる瞬間も。カウンターの一番奥の座られたマダムが、ゆっくりと大ぶりなグラスを繊細で伸びやかな線の手で口元に運ばれる様をカウンターの反対側からふと眺めるこの時に、いつもお見かけする彼女とはまた違う美しさを。お話をすると、いつもの彼女となんら変わられていないのですがこんなところに妖艶さと言うものが。
夜の祇園とお昼のご自身の事業とを両立される頑張り屋さんのお顔もお持ちではありますが・・・・・・・・・・・。
さて、忘れておりましたが七夕があさってに。７日に浴衣でもお召しになられてお越しいただければ、シャンパーニュぐらいご馳走いたしましょう！いかが？
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
