Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も帰れない・・・・・・・・・・

今宵も帰れない、週初めに。いつものお姉さん方は相変わらず、良く解からない状況に。4:00に頂いたパスタのオーダーは、思わず私が鍋を振るペンネゴルゴンゾーラになりました。さすがにシェフには悪かったのですが、たまにはというのも失礼でしたがご了承を得て。プロの味とは行かないでしょうが、家庭の味とでも言わせて頂きましょう。上手いことにゴルゴンゾーラロックフォールがあまっておりましたので、若干スパイシーな味わいに。そんな今宵も、秀逸なワイン達が
・Cabernet Sauvignon’99 Diamond Mountain Vineyard
・Brunello di Montalcino’00 Antinori
・Valpolicella Classico Superiore’97 Guiseppe Quintrarelli
・Chateau Mercian Anniversary Cuvee’97 山梨カベルネ & 長野メルロー
ナパ・ヴァレーは、良質なボルドー・タイプのフルボディのカベルネを産み出すもうひとつの忘れてはならないエリア。ユーカリやハーブのニュアンスが顕著に現れ豊満なスタイルはまるでアメリカン・ビューティーの面影が。奥ゆかしさなどは微塵も見当たらないスタイルですが、あっけらかんと楽しみたく。
フィレンツェのエレガンス香るブルネッロ。将来がとても有望視される特待生のようなこの大貴族アンティノリの’00は若く上質な熟成するワインに求める要素を余すとこ無く持ち合わせ。カシスとモカのローストのフレーヴァーが一体に押し寄せ、なめし皮のブケを膨らませる良く出来たワインで。このエリアもまた、伝統と革新に影響を及ぼされる波乱の地域。
水の都ヴェネチアの王子とも言われる、ヴァルポリチェラ。アマローネでは高値の花ですが、この特上の造り手でしたら十分に王様の風格を楽しめます。アメリカン・チェリーの甘酸っぱさに熟れたタンニンが折り重なり、アマローネとも見まがう上級のイタリア・ワインをイメージさせ。
2年前にグラス・アイテムで使用できたメルシャンさんの特別なキュヴェ。決して、俺が俺が!と主張するタイプではございませんが、日本人のある意味での奥ゆかしさが感じられるスタイルでは。熟成の段階もまた進んでおり一段と円みを帯びた日本のグラン・ヴァンはエレガンスを持ち合わせ。Ryu