Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

さて11月

10月の最終日も終わり、お陰様で右肩上がりの結果に感謝の気持ちでいっぱいでございます。特にワインバーの御常連の皆様には言葉には代えられない思いがございます。本日はある意味おまけのような一日でした、お一人にてのなじみの方のご来店がいくつかあったものの・・・・・・。そんなことで最近のプライヴェートでのワインについて
・Chateau Lafite Rothschailds’91
・Marsaney’83 Leroy
Musigny VV’82 C.G.Vogue
・Savigny Les Beaune’70 Leroy
贅沢にも熟成したものが中心ですが、格付け筆頭の繊細な淑女はあまり評価はたかくはないヴィンテージなものの、今美しく熟したしなやかな線の細さは近づきやすいグランヴァン。シャネルを全身にまとうマダム ビーズ、ルロワの2本は大丈夫
なのと、がぜん興味が沸くワインでマルサネに関しては正直20年以上たったものは初めて飲みました。意外にも酸が鋭角に残り、甘酸っぱくはあるもののルロワセレクションとはいえ、やはりマルサネはチャーミングな時期に楽しみたく・・・。
横に置かれたサヴィニィはマルサネよりは期待通り、複雑にあがる麝香のアロマが
セクシーでブルゴーニュはこうでないと!とこれまた難しいヴィンテージを。熟成したピノノワールはアタックに軽やかな果実味をフィニィシュにティピィカルな重く厚みのある甘味を持ち合わせます。そしてこれもまた気難しいブルゴーニュの’82ヴォギュエのミュジュニーであれば、と大きな期待を裏切らない高い濃縮度の
香りでヴァニラ、トースト、ダージリン、スミレ、ブラックチェリーや金属的な香りを持ち、まさしく{香りの花束}と表現したいワイン。なのに味わいは男性的に
も感じられる官能的なブルゴーニュの魅力を余すところ無く伝える1本。
ボルドーも大好きですがブルゴーニュには他に変える事の出来ない何かがあるかと・・・・・・。その時その時の気分でワインはお楽しみください。まだまだ、しらない銘柄はたくさんあるはずですし・・・・・。

Sommelier R.Imamura