Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

いい季節なのに・・・・・・・

雨が降らないととても清々しい季節なのに、今村家は家族全員風邪ひきです。熱自体はたいしてないのですが、体の節々が痛みます。妻はやや熱が高いようですが。そんな昨夜もお給料日前ではございましたが偉大なヴィンテージ・ワインの抜栓が。
・Chambolle Musigny'78 Vogue
・桔梗ヶ原メルロー’86 Chateau Mercian
・Clos St Denis'79 Louis Latour
昨夜のオーブリオンに引き続き、連日のご来店のムッシュは今宵も偉大なヴィンテージ’78を。ヴォギュエの村名とて、このグレート・ヴィンテージは既に完成されており。ご来店時より目の前にボトルをお立てしてお勧めしていたのですが、ヴィンテージのみ見られどうやらミュジニだと思われていたらしくプライスで敬遠されていたようですが、シャンボールとお伝えした瞬間「プライスは?」と反応され。煉瓦色にエッジがグラデーションを描く美しい液体はブルゴーニュの官能美を表現して。
東京からの新幹線より、お席の確認をいただけたムッシュはご機嫌も上々でグラス・ワインで楽しまれていた状況も一転。日本のワインのお話に。挙句の果てにはメルシャンさんが誇る桔梗ヶ原を。ヴィンテージ’86はセカンド・ヴィンテージでこれまた希少なジャパニーズ・ワインでした。柔らかい質感のなかにもデキャンタージュ後の甘みの凝縮していく様は、ボルドーのグラン・ヴァンにも見劣りしないプレミアム・ワイン。
鶉亭さん流れのブルゴーニュの彼女は、相変わらずで今宵もひきはよろしかったようで。今宵はヴィンテージ’90’85のシャンベルタンとジュヴレを飲み込まれていたようで。’70年代の後半のブルゴーニュは熟成間が違います。どうやら今宵はルイ・ラトゥールの特急畑を2本飲み込まれたことになり、また違ったテロワールを感じていただけたのでは・・・・・・・。
さて今宵お給料日の世間の動きは如何なもので。

               Sommelier R.Imamura