Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

つぶやきの反応

25日の土曜日は、ビストロ、ワインバーともに忙しく、高い目標には届かなかったものの、良い仕事が出来たのでは・・・と充実感はございました。
本日も心ときめくワイン達が、
・Meursault.Clos du Cromin‘85 Michelot
・Pinot Gris.Altenberg de Bergheim S.G.N‘98 Marcel Deiss
・Morey St Denis‘99 Dujac
・Cabernet/Syrahs.Black Label‘95 Wolf Blass
など今夜は白ワインの方がストーリー的には強かったかと・・・。
ですが本日は御常連のゲストより一言。先日、バースデイヴィンテージの
・Chateau Margaux‘70をついに開けたのに、つぶやきにコメントが無かったとのこと・・・。おっしゃられると私自身もハッとしたのですが、随分と前々からご所望いただけていた一本でしたので、その日のコメントには間違いなく書かせていただいていたはずと思い、振り返るとそれは5月28日土曜日、ビストロにてとても久しぶりにリスト荒らしの先生が来られた日でした。また私の思い出のシャンパーニュ
・Krug.Clos de Mesnil‘89
をご利用いただけ、こちらの方へのコメントになってしまっておりました。申し訳ございませんでした。いつもこのつぶやきに目を通して頂いていることを存じておりながら、今一歩配慮が欠けておりました。
失礼ながらもあえて記憶をたどりながらのコメントは、まず抜栓のコルクがボロボロに砕けており、のっけから前途多難と言った感じで、色合いのしっかりとしたボルドーレッドは残すものの、エッジの部分はかなりオレンジがかり、粘性も穏やかな状態に。香りはドライローズがあがってくるものの、若干のかび臭さが混じり、味わいは最初とがった酸がありましたが、徐々に甘味が拡がり始め、一生懸命にトップシャトーの意地を示してくれておりました。シャトーマルゴーの最高のものとは言い難い物の、彼等自身の苦しい時代の一本が、35年の時を経た今も、私達へと語りかける力を持ち続けているノスタルジーに尽きるかと思われます。つたないコメントでお許しをば・・・。

 Sommelier R.Imamura