Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

モノポール

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本日は、ランニング。それにしても、出かける直前に降り出して その後は場所によりお日様も出るようなお天気でしたが 出勤時にはまたまた激しく降る始末に 梅雨のような?とは言え、明日からはずっと晴れる様子なので どうかしてるなあ。

そして、蓬莱さん 面白いなあ。無知と未知は違うんですよ!か。達者な方だなあ。

で 6月は移転後の9年目のスタートを迎えますよ!なのですが・・・・・

・Gevrey Chambertin Clos Saint Pierre’06 D.Laurent & S.Esmonin

我が家の庭でも紫陽花が綺麗に咲き始めました。紫・青・白・緑幾つかの大きめの鉢に分かれての色彩ですが、比較的手入れの必要の無い花種なので毎年この時期の楽しみでも有りますが 赤系の色合いの紫陽花は我が家には有りません。酸性だったかな?土のPhで決まるようなことを聞いたことがありますが、本当でしょうか?まあ、愛犬のお散歩時のご近所で鑑賞は出来るので これ以上は必要無いかな?です。

パティシエのネゴシアン、そんなイメージと言ってしまうと語弊があるかも?ですが、まま端的に言うとでしょうか。暇すぎて店舗内のセラーの確認も可能なのですが、僕のストックのボトルで この手のキャップシールと言いますか、コルクの状態が一目で確認できるボトルは 非常に少なく。高級ワインでキャプシールを施していない銘柄ってダギュノーのシレックスくらいじゃないかな?ロックも一応透明のキャップシールくらいは施しているし。まあ、厳密には 蝋キャップがトップの部分だけですが設えられており個人的にはこれでも構わないような?まあ、それでもボルドーの格付けシャトーのアルミのキャップシールを気持ち良くカットするのも楽しい瞬間ですが・・・・・。

そして、そのお陰でヴィンテージ’06ですが コルクへのワインの浸透具合がはっきりと目視出来ます。この当時の正規代理店さんの合同酒精さんで 山信商事さんの裏ラベルも今となっては?ですが、リリース直後より僕の手元で熟成を経ておりますので やっと18年か。まあ、綺麗にやっとコルク半分を超え始めている段階でしょうか?これもまた、楽しみなことかもしれません。個人的には、それほど好みの生産者では無いものの 唯一のドミニク・ローランの名が冠された手持ちです。これがですね、非常に重たいボトルになっておりまして エコでは無いのですが 先のダギュノーのボトルよりも重たいのでは?と思わせられる 彼らの単独所有の畑の逸品です。

そして、モノポール・ラベルの上部に小さく記載されているのですが ご夫婦の関係になりますね シルヴィ・エスモナンの名も。彼女もジュヴレの著名な生産者ですので、ワインに恋焦がれた方とは こう言ったご縁もまた。ですが、こう書くと美しい物語にもですが ドミニクさんねえ お菓子職人さんなんでねえ ロミオとジュリエットようなイメージでは無いんですよねえ。ルッキズムですか・・・・・・。

そして、このボトルもまた 新樽のニュアンスは如何に?でしょうか。

よろしくお願いいたします。

Sommelier R.Imamura