Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

入荷の続き

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本日のお昼間は 愛犬のお散歩に相変わらず。伏見稲荷の界隈にルートを最近は また 戻ることも。本当に世知辛い時代になってしまいましたが ふと 周りを見渡すと やはり 兄弟で自宅の玄関周りで遊ぶ子供たちを見ると 心が 暖まります。つい 数ヶ月前は 大陸からの方々に 喧騒でそんな ほっこりとする空気感は消え去っていたのですが 10年前に戻ったような。

その後は 妻の買い物に合流して お店の玄関にて お犬様と 15分くらい 待ちましたが 現実の世界に戻される。8割減らせと言うけど お年寄りの方々が 持てる範囲でのお買い物の姿は沢山。この方々は 週1で 普段のお買い物が 済むわけがない!車で 買い物に行く 我が家でも 週1では 足りないので 簡単に言うけど。とは言え 協力は 為すべきなのですが 考えさせられます。

蛇足ですが 僕の 両親は 父は疾患は有りますが 母共々まだまだ元気で。80も 超えておりますが ははが まだ しっかりしすぎておりますので 運転も。ここを考えると 運転は僕のみですが 車も よりコンパクトにして 妻にも運転させるべきかな?と話し合う時間も。

どうこう言っていても この国は 現在のリーダー達は 何もしてくれないのは解ったので。確かに医療崩壊が起こらない為に 進んでいるところも有るでしょうが 未だに 納税者には 何もしていないような?かな。

で 昨夜も 店舗のストックのワインの番人でした ある意味これも 本来のソムリエの仕事でも有りますことを思い出さされる!

・Chateau Soutard'96 St Emilion

・Chateau Fontenil'90  Fronsac

ですので 昨夜の入荷の続きを。

今宵は ボルドーの2本です。ヴィンテージ'96の シャトー スタール は サンテミリオンの グラン クリュ。ここも 未だにお買い得なシャトーのひとつです。因みに このシャトーのオーナーは、この世界遺産の村でレストランを経営されており訪問時には数名のワイン関係者のお越しが有り。思い出深い銘柄ですが クラシックだったこのシャトーも 2000年代に入るとボトルの形状も厳つく大振りになり 中身もよりモダンな カリフォルニア タッチに豹変しております。好みは有りますが どのシャトーも変化を求められる時代だったかと。

フロンサックの素晴らしいフォントニルは、ミシェル ロランの所有する流石の味わいです。この地のメルローとしては先のサンテミリオンにも劣らない上質なボトルを造り出す特別なシャトーのひとつかと。しかもヴィンテージ'90となれば 自ずと期待せざるを得ない ふくよかなコクを感じさせる逸品かと。

偶にはボルドーの落ち着いたものも よろしいかと。

Sommelier R.Imamura