Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’07’90

本日のお昼間もジムに。懲りずにベンチ・プレスもノルマに課しているのですが、今日は器具に不具合が。バーベルを支えるストッパーのナットが緩くなっており トレーニングがスタート出来ない状況が。ただただ、上手くいく場合と 引っかかる場合があり 試行錯誤しながらでしたが 結局後ほどインストラクターさんに。まま、機械なのでしかたないのですが お人の対応が今回も素晴らしく。週3で もう5年以上通うのですが ほとんど会釈ぐらいしかしないのですが 名前まで覚えておられるとは・・・・・。全てのスタッフさんでは、ないですが出来る方は 流石の一言です。
で 昨夜の これまた東京からの顧客は
・Pommard Les Chanlins'90 Monthelie Douhairet
・Pauillac de Latour'07 Pauillac

何時もは奥様とのご利用が常なのですが、今宵は男性陣でのご利用でしたので やや驚きでもありましたが 神戸・大阪でのお仕事を控えておられながらも京都にて 先乗りでのご利用に感謝いたします。
本当の意味でのワイン好きは、既に色々と飲み込まれておられるので。だからこその 選択肢になられるかと思われます。 やや枯れた味わいのブルゴーニュのリクエストでしたが、選択肢の中から結局は 最も若い銘柄に。
ポルシュレのポマール・シャリン、このボトルは正直 確実に10年以上僕のセラーから旅立つことがなかったもの。その証拠に まだまだ若さすらの'90ですが ボトルにうっすらと覆うカビの姿と ボトルの内面にびっしりと こびり付いた色素と織の様子が はっきりと。
状態は完璧のコルクと 香りの立ち上がりですが 如何せん やはりと言うか 若さが。アタックの果実の甘みは鮮やかなのですが 後半の余韻の硬さが 共通の認識で。ですがですが、ここ数本の'90年代のポルシュレの がっかりから 明らかにポジティブな 綺麗な味わいは 流石の'90かと。
2本目は、今回は逆に より若いボルドーを。ここに行くかな?ではありましたが、これもまた 流石の味わいのサード。ラインで。印象的な塔の ラトゥールのエチケットですが、'07は次男のヴィンテージですが 1本くらいは?の使用でも。カリフォルニアまでは、いかないものの やはり洗練された熟れたタンニンはスムースで エスプレッソの香りと ビターな味わいに 最近のボルドーの造りは明らかに 過去のものとは・・・・・。
オールドのボルドーは それはそれでのノスタルジーですが 寧ろ 近年のボルドーは若くても十分かな。だからこそ、酸が大切なブルゴーニュこそ 熟成が重要かと!勿論、その格なども考慮しなければですが。
Sommelier R.Imamura