Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

両手に華のドクターは

本日のお昼は、ゆっくりと目覚めましたが夏休みの終わる直前に次男の通う幼稚園では地蔵盆を催しておられたようで。久々の幼稚園で、年少さんはどうやらみんなグロッキーの様子で我が子も頑固なところも有り自宅の数十メートル手前から泣き声が。中々、家にも入らず泣き続けておりましたがその様子は意地悪ながらもばっちりビデオに撮りました。ご近所さんには、虐待騒ぎでなければ良いですが。
また、少しの時間を見つけて随分久々のトライアンフに火を入れて。’66のボンネビルは、機嫌を損ねておりキックを何度振り下ろしただろうか?10分ぐらいは格闘し何とかエンジンは。ですが、調子の悪さは覿面でキャブのかぶり気味の低速の不安定さに気分転換もそこそこに。
で昨夜の’90から’85への流れは
・Beaune Clos de la Chaume Gaufriot’90 Antonin Guyon
・La Dame de Montrose’85 St Estephe
ご近所の深草のホームセンターや京阪の稲荷駅の前の喫茶店や美容室の閉店などにご時世だけのせいには出来ませんが明日は我が身で辟易します。
そんな中ですが、やはり変わらない面倒見の良いドクターは今や他の病院に移動された女医さんや看護婦さんを伴われて両手では足りない華状態で。
アントナン・ギヨンのモノポールですか、ボーヌの後に長々と添えられた畑名で。個人的には、安定した味わいを何時も提供してくれるドメーヌの印象にありながらも価格もまだまだ比較的穏やかな為にハイ・パフォーマンスかと。まま、偉大な’90のお陰でやや淡いこの造り手のボーヌも緻密な酸と果実のバランスを綺麗に表現するもので。
お次は定石通りのボルドーで、モンローズのセカンドでしたが’85を。アントナン・ギヨンの後だとこれもまた偉大な’85は強固に感じさせるものでやや硬さを表現されるマダムも。ですので、添えさせていただいたシェーブルを一口お勧めする形に。十分に熟成感はあるワインですが、やはりフロマージュが合わさると非常に甘みを強く感じさせられるものです。まま、常套手段ではありますがこれもワインの常識でも。

                        Sommelier R.Imamura