Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

事故は無く

まあ、良い展開の晩もあれば穏やかな展開の晩も有るもので。昨夜は何となくダラダラと時間が流れ、最小のゲストがずっと入れ替わり立ち代り。これが正直中々疲労感を感じさせられるもので。
ただ、大半がご常連さん方で楽しいお話もあり後半には竹川さんとのシガータイムも。
・Chateau Priure Lichine’02 Margaux
グランヴァンです、マルゴー村の4級格付け。’02と言うまだまだ若すぎる段階ゆえボトルではややスケール感に欠けてしまいます。ですが、こちらがグラスワインでしたら十分な気も。
熟成香などは微塵もですが、幾分柔らかさも見え隠れし何より芳醇な果実味は特級畑のそれで引き締まるタンニンの力強さの中に熟れた質感がしっかりめの赤ワインを望まれる方にはよろしいのでは。
ですが時間とヴィンテージは流れているものですね?増え続けるワインの棚の在庫に昨日の税理士さんとの月1のミーティングにもワインの命と言うか何年ぐらいまでの熟成が商品価値として認められるものなのでしょう?というご質問も。まあ、毎月増えていく棚に呆れておられるのもこんなお話の複線ではあったのでしょう。ただ、個人的には’40’50年代のストックもいくらかは有るけどなあ・・・・・。
そしてこの’02は良く考えて見れば随分買い込んだヴィンテージでした。長男の青龍が産まれた年でもあり気難しいボルドーと偉大な出来栄えのブルゴーニュと言うどちらかと言うとカベルネ・スタイルのものがウェイトが多くなったものの垂涎のDRCなども幾つか。そしてこれから出てくるであろうシャンパーニュも購入の余裕がもしあれば・・・・。
3年前くらいかな?おそらくこのワインたちを開けるのは数十年後かと思っておりましたがグラスでもう扱い始めているなんて。
青龍くんが20歳に為る前に全ての’02のストックがゲストのご依頼などで全て消えて行かないことを祈りながら。
ちなみに次男の彩人くんは’07ヴィンテージ来年くらいから市場に出始めるのかと・・・・・・・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura