Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり集中

昨夜は金曜とはまた異なる動き方を。中盤から動き出したご常連さんのお相手に年末らしく随分と結果的には4:00ごろまで。
・Chateau Belle Foret’83 雪印ベルフォーレ
・Chateau Leoville Barton’56 St Julien
・Bourgogne Chardonnay’93 Etienne Souzet
・Chateauneuf du Pape’81 Domaine Janasse
・Chateau Roc de Cambes’88 Cotes de Bourg
・Chateau Laland Borie’93 St Julien
・La Domoiselle de Sociando Mallet’83 Haut Medoc
お持込の雪印さんのオールド。黒い固形物が浮かぶ少し管理に問題が想定される白ワイン。それでもご子息の産まれ年の’83は私には好みの味わいを。それとなくシェリーのような香りに、かなり琥珀色が色濃く。少し冷やしてあげれば酸味もシャープに感じ始め、日本のワインのこの辺りにも関心を。
難しいヴィンテージの’56。こちらはお父さんのヴィンテージで。このボトルはバルトン・ゲェスティエのエチケットで今のバルトンの洗練されたデザインとは全く。猪の紋章と言うか、ムッシュのお顔にかなり・・・・・。良い意味で。鉄のニュアンスがはっきりと。それでもワインは本当に長命な姿をしっかりと映し出し。この時代のボルドーの造りの確かさにも驚きが覚えられ。
橋立のムッシュが先日のお返しのように。素敵な飲み方を相変わらず。お礼も含めてブルゴーニュ・ルージュではありますがニコラ・ポテルの’85’78を一気に開けてしまいましたが、その後はソゼの’93を。3万本のストックを所有されておられるようでこの日あらたに同じ銘柄の’05が届けられたようでそのテイスティングも兼ねて。まあ、親子の代替わりも含めて近年のヴィンテージとは比較は難しいでしょうが、さすがの印象を。そして後から予定通りの偶然のムッシュのご来店にもう1本のワインが開けられ。
ブラインドで出されたローヌは、少しずるかったかもしれません。想定ではブルゴーニュが出されるはずでしかも熟成した教皇のワインはピノノワールをも驚愕の美しさなのですから。