Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

落ち着きを

金曜日とは言えさすがに落ち着いた週末と言うか年末を。パタリパタリとご常連さんの意外にお一人の方が多く。結局、腰を下ろす時間はなかったものの静かな金曜に。
前半のワインは現実的なブルゴーニュ
・Nuits St Georges’99 Faiveley
ここ5年くらいでワインの世界に入られたそうです、こちらのムッシュボルドーを経てブルゴーニュの危険な世界へと。ただ、困ったことに私のリストからは特にニュイのページは中々選択肢が限られてしまい。青天井のご予算ならまだしも・・・・・・。それでもお互いの思惑が通じ合うような選択が為されたのでは。価格、そしてヴィンテージの良し悪し、飲み頃。そんな意味も含めて、落とし所を考慮した1本でしょう。
ただ、次回からはこちらのようなワインを選択肢に挙げられてお話出来ればとお互いに納得する今宵でしたが。
ニュイ・サン・ジョルジュ、ニュイのエリアでも最も硬さが感じられ時間を必要とするアペラシオンかと。このフェヴレイとて何時だってエレガントな造り手ではありますが、’99は豊満さの割には酸が少し刺激的で硬さを未だに助長しており。そんな1本だはありましたが、コースのお料理とは中々の相性を披露してくれたのでは、追加でご注文いただいたシャラン産の鴨肉には時間の経過も伴い抜群の。
ただ、私の金銭感覚の欠如はこのフェヴレイの後にリストに追加した同じ畑のワインはアンリ・ジャイエだったと言うことでしょう。桁が違うのだから仕方ない・・・・・・。
後半は年内最後のご挨拶を含めたお一人の方々にゆっくりとお相手出来たのが昨夜は救いでした。一日ずれていれば一昨日はお断りしなければならない状況でしたので不思議なものです。
そろそろこの”たうぶやき”も年末のご挨拶をさせていただかなければなりませんが31日かおそらく新年にまたいでしまうかもしれません。
年内は31日の大晦日の営業までございます。年越しにお立ち寄りいただければ・・・・・。

               Sommelier R.Imamura