昨夜は前日の思わぬ形で残されたワインのグラスの告知が、思惑通りに。結果的には、ありがたいくらいのご利用でしたが前夜にとりあえずの打ち込みが功を奏したのかと。
・Ｃｈａｓｓａｇｎｅ Ｍｏｎｔｒａｃｈｅｔ Ｍｏｒｇｅｏｔ’９５ Ｇａｇｎａｒｄ Ｄｅｌａｇｒａｎｇｅ
実を言うとこの白ワインも比較的長い間セラーにて寝かされておりました。ヴィンテージ’９５の白も市場では中々稀少な存在に為りつつありますが、硬さが気になりなるべくお勧めしておりませんでした。こちらの方は、お一人でもボトルをリストにてじっくり吟味されるのですが大体決まってお任せに為られる、ありがたいながらもプレッシャーを感じさせてくれるゲストかと。ゆっくりと寝かされたシャサーニュは、そろそろこう言った方へと出番を造ってあげる段階では。
ある程度、外観にも黄色みが染めこまれてきており、香りにも黄桃の甘みの中にモカのニュアンスが遷ろう感じが。それでいて、未だに強固な酸が頑固さを表現しながらも食欲を誘う誘惑的なバランスで。
少し残念だったのは、完全にお任せいただけたお料理が何ですかちぐはぐな相性に為ってしまった気がしましたが・・・・・・・。それでも、期待されていたシャトー･モンローズの’８２は計３回のデキャンタージュを経て遂に優美さを纏う正しく’８２ボルドーのフィネスを全開に。意外な程の変化に個人的にも驚かされる状態でした。
それにしても意図する方が、運よく”つぶやき”をご覧頂き確実にお楽しみいただけたのは幸いでした。
後、全く違うお話なのですがその後にあるホテルのソムリエさんが。グラス１杯でのご利用でしたが、人のふり見てではございますが同業者なだけに立ち振る舞いは本当に考えるべきかと。よそ様に伺う場合ほど、より謙虚な姿勢で楽しみに行くものだと思うのですが・・・・・・・・・。
不必要な愚痴でした。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
