Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

非常事態

雨模様の中でも今宵の週末は、忙しくなっていただかなければと思っていた矢先にシェフの悪い病気が出ました。被害は最小限でしたが、たった二人でのミニマムな店舗経営故の危険が身に滲みる今宵のスタートで。
不幸中の幸いか20:00ごろからのピークに何とかお料理の対応は問題が出ませんで。
今宵はボルドーにて、前半のゲストは追い回すかのごとくグラス・ワインばかりで店休日を明日に控えた私にはある意味では嬉しく。ただ、残念ながら若いお客様には次々にお越しになられるゲストにお席を譲っていただける配慮はございませんでした。完全にお食事とワインも終わられお水での時間を過ごされ。
・Chateau Gruaud Larose’87 St Julien
・Chateau Calon Segur’98 St Estephe
・Le Demoiselle de Sociando Mallet’95 Haut Medoc
久しぶりのムッシュは、”つぶやき”を読んでいただけていたようで彗星のラフィットにはご興味をただ今宵は、まだ機が熟しておられないようで。グリュオ・ラローズに限定でしたので手持ちは’98’87’72’69で。’87しかお勧めできる要因はございませんでした。硬さの中にカカオのニュアンスが心地良くこれはこれで今現在の楽しいサンジュリアン。
xxxは、珍しく綺麗どころをはべらかされて。失礼を承知ながらもお連れの方のホスト・テイスティングにてコルク臭を匂わせておられましたが、これは私がテイスティングしたもので。これまでそのようなクレームは全くと言うほどございませんが、存在意義までもが問われる内容と踏まえております。私が絶対とは思ってはおりませんが、特に状態及びコルク臭に関しては躊躇無くおっしゃっていただいて結構ですが、軽率に対女性への見栄などでおっしゃられるのは如何なものかと・・・・・・・。
実際にグラン・ヴァンの後にクリュ・ブルジョアのセカンド・クラスの流れは。確かにもう酔われているようでしたしお気持ちは少しは。「コルク臭は一切ございません」と言うソムリエも可愛げは無いのは良く解かりますが・・・・・・・・。
生意気な”つぶやき”ですが、引けない部分もございましょう。
こちらのゲストが笑顔で一応お帰りになられたのは幸いでしたが。

          Sommelier R.Imamura