Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

寂しき今宵

休み明けの月曜日は、予想以上の寂しさにどうしようも無く。
前半からお越しになられた、お一人のゲストとつい先日行われたソムリエ協会のワイン・エキスパートの認定試験の話題で時を忘れました。このかた、ドクターでありながらもお好きが興じて今年の4月から対策され、トライされたようです。流石にインテリジェンスが高く、短期間の集中詰め込みは成功されたようで。ですが、先日の二次試験のテイスティングは難しかったようで、4問中1問しか正解できなかったそうです。
緊張感漂う試験会場でワインの温度の上昇も拍車をかけ中々大変な利き酒ではあるとは思います。10月2日の結果発表は如何なものですか。
最終のゲストは、こちらとは異なるソムリエの受験者で二次試験がまだ行われておらず10月2日が二次の予定だそうです。
こちらは試験対策を兼ねたグラッパテイスティングを目的に。4種ある出題からはだいたい毎年リキュールやハード・リカーなどもワイン以外に問う形になっており酒類全般の知識が問われます。
そうは言いながらも、私共に揃えるグラッパのアイテムは認定試験にはお出しし難いラインばかりだったのでは流石にソムリエ協会の会員数も増え潤いができていても中々高価なグラッパも多く様々な造り手が搾りかすさえも貴重に使用されているようです。
ちなみに彼がためしてくれたのは
・Grappa di Barolo Vigna Romirasco’01 Aldo Conterno
古き良きバローロの力と永続性、そして新しいバローロのフレッシュな果実味を併せ持つ完成度の高いあのガヤとはまた異なるスタイルの造り手。
珍しいロミラスコのシングル・ヴィンヤードからはグラスを立ち昇るアルコリックでありながらもハーモニー豊かなアロマがカウンター全体を覆いつくして・・・・・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura