２日、木曜日はいかつすぎる一晩でした。お安くしているとはいえ特別なワイン達の空きボトルが乱立しておりました。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｃａｌｏｎ Ｓｅｇｕｒ‘９０
・Ｒｅｎｍａｎｏ Ｔｒａｍｉｎｅｒ Ｒｉｅｓｌｉｎｇ‘８８
・Ｂａｌｏｒｏ‘６８ Ｇ．Ｃｏｎｔｅｒｎｏ
・Ｒｏｍａｎｅｅ Ｓｔ Ｖｉｖａｎｔ‘７６ Ｌｅｒｏｙ
・Ｒｉｃｈｅｂｏｕｒｇ‘９６ Ｍ．Ｍｕｇｎｅｒｅｔ
・Ｌａ Ｔａｃｈｅ‘８７ ＤＲＣ
・Ｅｃｈｅｚｅａｕｘ‘８７ ＤＲＣ
ため息の一言ではありますが、今晩はなにかのご褒美のごとくご注文が頂け、ワインバーのカウンターは色々な欲望が混ざり合っておりました。本日はこの中よりイタリアの銘酒ついて一言。ジャコモ コンテルノ バローロ‘６８。伝統と革新がめまぐるしく交差するバローロの中にあり、最も伝統的な生産者のアジェンダは、１９６９年まで弟の、あのアルド コンテルノと一緒に仕事をしていた。また１５ヘクタールある畑は全てセッガルンガ ダルバの南西向きの特上のエリアです。この造り手の最大の特徴は、発酵とマセラシオンの長さです。この考え方は伝統的と称される理由であり、この造り手のフィロソフィーです。よってこの‘６９バローロはいまだにルビー色に輝き、スミレ香を華やかに放ち続けておりました。また甘みもしっかりとのっており、熟成したブルゴーニュと見まがう特別なイタリアワインです。まさしく２１世紀に残すべきワインであった事は間違いありません。ちなみにＤＲＣの二本は、お支払いの上のお取り置きで、この日は試すまでには至りませんでした。さて週末はいかに・・・。
Sommelier R.Imamura
