14日の土曜日は、ゆっくりと忙しさが加速していき時間帯によっては、ソムリエ3人がワインバーにいることも。雨が止むことによって、縄手通りのお人も増え、今夜はメリハリのある営業に。
今宵は、イタリアとブルゴーニュが、
・Valpolicella Classico Superiore’97
Guiseppe Quintrarelli
・Sito Rey’94 Gaja
・Beaune1er Taste Vignage’82
Joseph Drouhin
アマローネの特別な造り手クインタレッリは、水の都「ヴェネチア」の巨匠。レベルの違う彼のワインは、ヴァルポリチェッラでも素晴らしく、ヴィンテージの良さも加わり、明るく太陽を感じさせる力強い1本。ブラック・カラント、ムスクの香りが強烈で、元気な祇園のママさんによりあっという間に。
近年のヴィンテージでは生産を中止されたシト・レイ。’94ヴィンテージは、バルベーラのポテンシャルの高さを証明する存在感を。10年の時をものともせず、まだ早いよ!と訴えかけておりました。やはり、イタリアの帝王は格下のぶどう品種でも実力をいかんなく・・・・・・。ゆっくりと拡がるスミレ香は、還元香と合いまりネッビオーロとも見まがう上質なワイン。
昨年に、ブルギニオンに仲間入りしたムッシュは彼女のバースデイにここでも、ヴィンテージ’82を。’82ならボルドーでしょ!と言うのも、ブルギニオンには通用しません。とはいえ、今現在柔らかく熟成した24歳は、赤い果実を主体にドライ・フィグ、スパイシーなニュアンスを感じさせながら、またひとつ大人の女性へと変貌する妖艶さを・・・・・・。どことなく、今宵の彼女はフェミニンで黄色い薔薇の花言葉かしら・・・・・・・・・。ですが、ムッシュそろそろお支払いも本腰を。
それから、今夜は今月のワイン会の、ご予約を頂けました。苦戦する奥野くんの気持ちが伝わったのか、意外なゲストが。嬉しいもので、必死にご集客をしていた自分を思い出しました。成長著しい彼の応援もよろしくお願い致します。
Sommelier R.Imamura