Ｉｓａｂｅｌｌｅ

１０日の火曜日は、前半にワインバーではお一人でのご来店のご常連のゲストが４人ほど集中され、ややお相手に私と奥野では足りない感が。新年のお仕事初めの遠方からのご常連も多く、結局この日も振る舞い酒のボランジェを延長してお出しすることに。
また、情けないことにひと組のゲストにご迷惑を・・・・・。この季節は皆様のコートやマフラーなどの数も多く、一応お預かりしてお掛けするものの、お帰り時には対応出来ない時もあり、今夜も間違えられマフラーが・・・・・・・。
おそらく、この方だと思われる随分と酔われたムッシュがお一方おられました。明日、ご連絡差し上げるつもりですが内心、不安が募る出来事でした。とはいえ、被害に遭われたゲストはもっと困られていた事でしょう。申し訳なく、言葉がございません。
そして、今宵のワインは　
・Ｐｉｎｏｔ　Ｎｏｉｒ　Ｉｓａｂｅｌｌｅ’００　
　　　　　　　　　　Ａｕ　Ｂｏｎ　Ｃｌｉｍａｔ　
カリフォルニアのピノ・ノワールの造り手を代表するジム・クレンデネンは、屈託ない表情を持ちまるでプロレスラーの様な風貌です。１９７９年よりワイン造りを始め、８２年にこの「オー・ボン・クリマ」を創立。そして、このイザベルは９４年に愛娘の誕生を祝して造り出されたフラッグシップ・ワイン。厳選された区画より生まれたぶどうの、最高の樽をブレンドする思いが込められたワイン。フランボワーズのアロマが華やかで、スパイスのブーケがエレガントに拡がる洗練されたニュー・ワールドが生み出す最高のピノ・ノワールの１本。
来月、カリフォルニアに旅される軟らかい大阪弁のムッシュが選ばれました。バー・テンダーの方らしく、朗らかな雰囲気はとても好印象で物腰にも見習う部分も多く、こんなスタッフを補充したいなと密かに思っておりました。
正直、大阪弁は落ち着いたサービス業には向かない印象がございましたが、今宵で撤回致します。それにしても、まだ見ぬカリフォルニアのワイン畑、私も行ってみたいなあと羨ましく思う今夜のソムリエでした。　
　　　　　　　　　　　　　　Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ　Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ